15日に第六回の放送を終えた大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)。“かぶき者”として知られる前田利家を演じる大東駿介が、役への向き合い方を語った。利家を“少年漫画の主人公”のように感じた理由や、仲野太賀&池松壮亮が作り上げる“豊臣兄弟”への思いなど、コメントを紹介する。
■前田利家はまるで少年漫画の主人公のよう
“かぶき者”のイメージが強い利家ですが、史料を調べると、さまざまな側面と広い視野を持った人物だったことがよく分かりました。現代を生きる私たちの背中を押してくれるエピソードも多くあります。家を守るため、みずから家計の計算をしていたという話からは、「自分が今やるべきことをしっかりやればいい」と、僕自身も利家に励まされている気持ちにもなりました。枠にとらわれないエネルギーを持っていて、まるで少年漫画の主人公のようです。今年一年、利家に人生指南をしてもらうつもりで臨んでいます。
■仲野太賀&池松壮亮は「本当の兄弟のように見えるほど強い信頼関係を感じる」
小一郎役の(仲野)太賀君と藤吉郎役の池松(壮亮)君は、本当の兄弟のように見えるほど強い信頼関係を感じます。たたずまいからもお互いをリスペクトしているのが伝わってきますし、2人が作り上げる“豊臣兄弟”は、チャーミングかつ熱量に満ちています。そんな豊臣兄弟に対して、利家は少し“ツンデレ”っぽくて(笑)。ふだんはツンとした態度を見せているけれど、時には助言もする。第6回(2月15日放送)で、藤吉郎が人質となったときに「ただ、ちとたいくつじゃ」とまつ(菅井友香)に言う場面がありましたが、これはすでに藤吉郎を認めているからこそのセリフだと思います。
■主演・仲野太賀の人間としての魅力に感銘
太賀君は人としてすごく魅力的です。彼の持つ熱量が、僕の目にはきらめくように映ります。以前ご一緒したときから「この人はいずれ大河ドラマの主演を務めるだろう」と感じていましたし、そのときには自分もその作品に参加したいと願っていました。現場ではいつもおおらかですが、大事なところはしっかりと締めてくれる。純度の高いエネルギーを一つのシーンに濃縮しているのは、太賀君らしいなと思います。彼の演技にしっかり応えたいという思いで、僕も役と向き合っています。
■池松壮亮の“殺陣”の動きの速さに驚き
歴史上の利家には、「5メートルの槍を振り回していた」という逸話があります。実際は“5メートルに見えるほどの槍さばき”だったようですが、彼の豪快さと繊細さを表現したくて、スタッフさんから練習用に木の棒をお借りして公園で稽古を重ねて、槍が手になじむまで練習を続けました。第5回(2月1日放送)で御前大試合が描かれましたが、藤吉郎との殺陣は楽しかったですね。本番になると池松君の動きがめちゃくちゃ速くて(笑)。緊張感が高まりましたが、本番で到達点まで連れていってくれるのはさすがだなと思いました。利家としては、小細工なしの“会心の一撃”を藤吉郎にお見舞いしたかったので、殺陣指導の先生と相談し、利家らしい殺陣をつくりました。






