KEY STATIONは8日、24時間無人で物理キーの受け渡しをスムーズかつ安全に行うことを目的としたサービス「KEY STATION」を提供開始したことを発表した。 「KEY STATION」は主に民泊を中心とした物理キーの受渡し需要に対応したサービス。まず、鍵の管理者(宿泊施設)が、カフェや駅、青空駐車場などの空いたスペース等に設置されているKEY STATION(キーボックス)から選択し、キーの登録やパスワードの設定を行う。ちなみに公式Webサイトによれば、渋谷、大久保、原宿/表参道の3か所が「KEY STATION」の設置場所として紹介されている。 そしてキーの利用者(旅行者)は、キーが設置されているKEY STATIONまで赴き、スマートフォン向けの専用アプリにて、受取りパスワードを入力すると、物理キーを取り出すことができるというのが基本的な仕組みだ。 キーの管理者(宿泊施設)は、PCの管理画面で利用者がキーの受け取った時間や返却した時間を把握できるほか、必要に応じていつでも受取りパスワードを変更することができる。複数のキーを登録している場合も一元管理が可能だ。そのため、民泊施設のオーナーのカギの受け渡しに関する手間を削減し、同時にキー管理において安全な受け渡しを実現することができるという。 キーの利用者に関しては専用アプリでキーボックスの場所、そこまでのアクセス方法、受取りパスワード、宿泊施設の場所やその行き方などを確認できる手軽さが魅力となる。 同サービスでは、外国人旅行者の利用を想定しているため、専用アプリの言語は英語になっている(管理用ソフトは日本語対応)。 今後は外国人旅行者向け保険サービスなど、さまざまなサービスを展開していく予定だという。