ルンバを手がけるiRobot社、いよいよロボット芝刈り機を発表か……名前は「TERRA」に?
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米国連邦通信委員会(FCC)に対しては、すでに各種申請が出されていたが、このほど、米国特許商標庁(USPTO)への商標申請資料から、その名前が「TERRA(テラ)」になる可能性が高くなっている。
■ルンバのロボット芝刈り機、米天文協会や天文学者を刺激
ルンバのロボット芝刈り機については、数年前から、もはや公然の秘密のような存在となっているが、なかなか製品化が果たされなかった。
その一因となっているのは、米天文協会(NRAO)や天文学者を刺激してしまったからであるとされている。ルンバと天文学、全く関係のなさそうな組み合わせだが、理由を聞けば納得。iRobotが自動芝刈り機への採用を検討している電波帯域は、天文学の世界において星探索の際に使用されるものと近しいというのだ。
昨年、FCCが同社に対して、こうした研究の阻害要因とならないよう、努力すべしであるとの声明を出した際には、大きな話題となった。
■商標申請資料には、明確に「TERRA」の文字
こうした状況に苦しむiRobotだが、ようやくゴールが見えてきたのかもしれない。
現地時間6月14日、USPTOに対して提出された商標申請資料には、ロボット芝刈り機、そしてその部品や構造に対して、「TERRA」という商標を出願している様子が確認できる。さらに詳細な情報が知りたいところだが、本件について、米メディア『The Verge』がiRobotに対してコメントを求めたところ、回答はなかったと伝えられている。
芝刈り機を使った作業は、毎年多くの死傷者を出してしまう。これがロボットで代替できるとなれば、多くのユーザーは歓喜するだろう。製品化の条件をクリアするのは難しいことだろうが、iRobotの研究開発はこれを乗り越えたのだろうか。