太陽光で自動運転機能が麻痺? テスラの死亡事故に、米当局が予備調査を開始へ
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■なぜ、自動運転機能が作動しなかったのか?
自動運転機能を使えば、痛ましい事故はなくなると思っていたが、そうした幻想を抱くには、まだ少し早すぎたのかもしれない。
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現地時間5月7日、米フロリダ州で、テスラの「Model S」が自動運転機能「オートパイロットモード」を使用中、ドライバーが死亡する事故が起こしていたことが明らかとなっていた。現地時間6月30日に更新されたテスラのブログによれば、事故を起こした車両は高速道路を運転中、前方でトレーラーが左折しようとした際、トレーラーの色調が白く、また激しい太陽光に照らされていた関係から、「オートパイロットモード」が状況を把握できず、またドライバーもこうした状況に対応できなかったため、悲惨な事故が起きてしまったようだ。
すでに、「Model S」は「オートパイロットモード」を使用して、すでに約1億3,000万マイル(約2.1億キロメートル)を走行しているが、こうした事故を起こしたのは初めてだという。
■ベータ版での配布に問題が?
テスラが自動運転機能(※実際には完全な自動運転ではない)である「オートパイロットモード」を、一般向けのベータ版として昨年公開した際、こうした人命に関わる可能性のあるテクノロジーを開放するのは時期尚早ではないかといった声もあった。
ユーザーデータを集める形で、さらなる進化を遂げる予定だった「オートパイロットモード」だが、今回の事故発生の裏に重大な問題が潜んでいた場合、予備調査に乗り出した米国家道路交通安全局が黙っているとは思えない。
すでにGoogleのほか、トヨタやAppleも研究開発を進めているとされる同分野。我々の生活を大きく変える可能性があるだけに、調査結果に注目が集まる。
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