就寝時の被災&家屋の倒壊から身を守る木製ベッドシェルター | RBB TODAY

就寝時の被災&家屋の倒壊から身を守る木製ベッドシェルター

 熊本地震では、大きな地震が相次いで発生したことにより、家の新旧を問わず様々な家屋が倒壊して、多くの被害が出ている。

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耐震ベッド・シェルター「WOOD・LUCK(ウッド・ラック)」。シングル、セミダブルなどサイズにより耐荷重は異なるがシングルなら耐荷重は約65トン。家屋の倒壊が起きてもベッド周りの安全を確保してくれるシェルターとなる(撮影:防犯システム取材班)
  • 耐震ベッド・シェルター「WOOD・LUCK(ウッド・ラック)」。シングル、セミダブルなどサイズにより耐荷重は異なるがシングルなら耐荷重は約65トン。家屋の倒壊が起きてもベッド周りの安全を確保してくれるシェルターとなる(撮影:防犯システム取材班)
  • 基本はひのき材を使った木製のシェルターだが、四隅には接続金具が使われており、強度を高めている(撮影:防犯システム取材班)
 熊本地震では、大きな地震が相次いで発生したことにより、家の新旧を問わずさまざまな家屋が倒壊して、多くの被害が出ている。これまでなら大きな地震が発生した後は、その地震よりも揺れやパワーの少ない余震が続き、終息していくという流れだったが、熊本地震では、本震と思われた地震の後にさらに大きな地震が発生して、地震対策の難しさを改めて痛感させられた。

 それならば、どうしたら来るべき大地震に備えられるのか? 建物自体の耐震補強も大切だが、費用もかかるし、熊本地震のようなケースでは、対応が追いつかない部分も出てくる。そんななか、インテックス大阪で10日まで開催されていた「防犯防災総合展 in KANSAI 2016」に出展していた新光産業は、建物自体の耐震補強とは別のアプローチでの倒壊対策製品を展示していたので、紹介していこう。

 耐震ベッド・シェルター「WOOD・LUCK(ウッド・ラック)」と名付けられた製品は、基本は木製ながら、耐荷重は約65トン(シングルベッドサイズの場合)というタフさを誇る。無防備な就寝時の被災で命を守るというコンセプトのもと、費用面などで耐震改修に踏みきれない家屋において、ベッド周りの安全を確保することができる。

 例えば高齢者や要介護の方の就寝スペースは、戸建住居において1階などに設置されていることが多いが、同製品を設置すれば、大地震発生時に家屋の倒壊から身を守るシェルターとして機能するので、逃げ遅れてしまった場合でも生存可能性を高めてくれるのだ。

 シェルターというと、物々しい外観のイメージを持つが、同製品はひのき材を使っているため、防臭、防菌、防腐効果が期待でき、外観に威圧感が少なく、木の香りも心地よい。介護ベッドや一般的なベッドのシェルターとして使える他、災害時に迅速な避難行動が難しい、保育施設や高齢者施設などでの避難シェルターとしての活用できる。実際、名古屋市内の保育園では、災害時シェルターとして導入されているそうだ。

 組み立ては、安全面を考えて業者に依頼する必要があるが、作業時間は半日程度。金額は非公開だが、自治体によっては助成金の対象となっているそうで、建物自体の耐震改修を行うよりも少ない費用で導入することができる。
《防犯システム取材班/小菅篤》

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