D-Link、設定がクラウドから降りてくるWi-Fiアクセスポイント……Interop Tokyo 2016 | RBB TODAY
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D-Link、設定がクラウドから降りてくるWi-Fiアクセスポイント……Interop Tokyo 2016

IT・デジタル エンタープライズ
D-Linkブース
  • D-Linkブース
  • D-Link Buisiness Cloud
  • ゲストセグメントもVLANなど作らず、APの設定で、外にしか出られない隔離セグメントを自動で作ってくれる
  • 各APの集中監視もできる
  • 管理画面と対応AP製品
  • 対応製品はアンテナ内蔵型。ac対応
  • JISサイズでコンセントにぴったり収まる
  • 本体はこの大きさ。アンテナ内蔵。PoE給電
 Wi-Fiアクセスポイント(AP)の設定は、通常はそのセグメントにつながったPCなどからブラウザを使って(ホスト名やIPアドレスで)設定画面を開いて行う。しかし、複数のAPの面倒を見なければならないとき、1台ごとのセットアップや設定変更はできればやりたくない。

 Wi-Fiコントローラで管理する方法もあるが、拠点がまたがるとき、機器増設などを考えると、オンプレミスであるかぎり、面倒くささはどうしても残ってしまう。D-Linkが「Interop Tokyo 2016」(幕張メッセ)でデモしていた「D-Link Buisiness Cloud」は、クラウドでAPを集中管理、監視、そして設定のプロビジョニングが行えるソリューションだ。

 各APの集中管理、監視などは従来のWi-Fiコントローラでも可能だが、管理・設定がクラウドを経由して行うため、拠点が複数あってもシームレスに管理・監視が可能だ。また、基本のプロファイルなど、設定情報もクラウド上に用意しておけば、任意のタイミングで任意のAPに配信できる。デバイスグループも設定できるので、部署や拠点ごとの設定の切り替えもほぼ自動だ。とくにD-Link Buisiness Cloudに対応したAPならば、設置して本体を起動すればクラウドから自動的に設定情報が降りてきて、そのまま使い始めることも可能だ。

 なお、ポリシーなどにより、オンプレミスでAPを管理したいなら、D-Link Central Wi-Fi Managerというソリューションもある。これは、Wi-FiコントローラではなくサーバーPC(Windows Serever 2008、2012)にインストールされた管理アプリによって集中管理や一括設定を行う。イメージとしては、Business Cloudのクラウド上のサーバーをオンプレミスのサーバーとして立てた状態と思えばよいだろう。

 もうひとつ、同社のブースで目をひいたのは、壁埋め込み型のWi-Fiアクセスポイントだ。JIS規格の情報コンセントにぴったり収まるサイズとなっているのが特徴だ。そのため非常に小型なのだが、アンテナ内蔵で802.11ac、2.4GHz/5GHzのデュアルバンド対応でもある。電源はPoE給電となるが、別売りの給電アダプタをBBルータとの間にかませればよい。

 本体には、RJ-45の口もついているのでそのまま有線のLAN接続口としても使える。RJ-11のモジュラージャックもついているので、電話機もそのままつなぐことができる。このRJ-11は4P対応となっているので、IP電話の接続も問題ない。
《中尾真二》
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