もはや飲食だけではない!業種広がる「Airレジ」 | RBB TODAY

もはや飲食だけではない!業種広がる「Airレジ」

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会計内容を客席で案内できるメリットも大きいという「ヴァプール」
  • 会計内容を客席で案内できるメリットも大きいという「ヴァプール」
  • 時間がかかるレジ締めの手間を軽減できたと喜ぶ「清澄白河フジマル醸造所」
  • 都心にあるワイナリー「清澄白河フジマル醸造所」
  • 蒸し料理、シャルキュトリー(加工肉)を提供するフレンチバル「ヴァプール」
  • ボタン操作だけでスピーディーかつ正確に会計処理できるため負担が軽くなったという「キャロライナディスコ」
  • 原宿の喧騒から離れたヘアサロン「キャロライナディスコ」
  • モバイル向けのクレジットカード決済サービス「Square(スクエア)」も利用する「ノット」
  • 東京・吉祥寺のほか大阪・心斎橋と台湾・台北にもショップを開く「ノット」
 2013年にサービスを開始、15年11月には21万を突破したリクルートライフスタイルのPOSレジアプリ「Airレジ(AirREGI)」。

 リクルートライフスタイルではホットペッパーグルメやホットペッパービューティーで飲食店や美容室を紹介している。こうした掲載店に導入を勧めることでアカウント数を増やすことができたため、Airレジの爆発的な普及には「ホットペッパーの存在が欠かせない。

 しかし、例えば飲食を見ても「Airレジをご利用いただいている飲食店のうちホットペッパーグルメ掲載店が占める割合はほぼ半数。残りの半数はAirレジがきっかけで弊社とお取引を開始した新規の飲食店です」と、同社でAirレジの開発・運営の第一人者として活躍する大宮英紀氏は言う。ここから、集客だけではなく、レジ業務の効率化に魅力を感じる店舗が意外と多い状況がうかがえる。

 また、Airレジ利用店のうち飲食が占めるのは約半数で、ほかは小売や美容をはじめさまざまな領域の店舗が利用している。つまり、Airレジ利用店の領域は飲食に限らず多岐にわたり、あらゆる領域の店舗で利用できるのがAirレジの大きな特徴だ。これらは、Airレジの導入事例からその効果が見て取れる。

 例えば、ワイナリーにレストランを併設した「清澄白河フジマル醸造所」(東京都江東区)は、時間と手間がかかるレジ締めをなんとかしたいとAirレジを導入。すると、簡単なボタン操作でレジ締めが済むようになり、それまで30分かかっていた作業を10分の1に削減することができた。スタッフの負担が軽くなり、接客に専念できるようになった点が大きな効果だという。

 東京・新橋駅近くのガード下に店を構えるフレンチバルの「VAPEUR(ヴァプール)」(東京都中央区)は、最も大きな効果として売上分析を挙げた。例えばABC分析などを行う際、Airレジではタッチ画面を使った直観的な操作ですぐにデータをチェックできるようになり便利になったという。


 ホットペッパービューティーとともにAirレジを利用しているヘアサロン「CAROLINA DISCO(キャロライナディスコ)」(東京都渋谷区)は、集客からレジ、顧客管理までが一環している点で導入したのがきっかけ。レジに立つ時間が少なくなった分、客へのサービスに十分な時間が取れるようになったこと、技術に時間を費やすことが可能になったことが良かったという。

 日本製腕時計のカスタムオーダーを手がけるKnot(ノット)のギャラリーショップ(東京都武蔵野市)は、タブレットで決済できるスマートさがまず気に入ったとか。手作業で計算する手間と時間を考えると、特に人手不足の小規模店舗には導入がお勧めだという。

 Airレジは、クラウド型サービスであるため、いつでもどこからでもデータにアクセスし、売上のチェックやメニューの検討・変更などが行える。さまざまな業務におわれ、心身ともに負担を抱える小規模店舗のオーナーや店長にとって、こうした作業が店にいなくても行えるメリットは大きい。

 また、大宮氏によると、数店舗を展開する場合でも、各店舗を回らずにデータを一元管理できるのはメリットになるという。

 「中小規模の事業所は全国に540万ほどあり、そのうちの300万がいわゆるレジを使う事業所だと言われています。それに比べればAirレジのアカウント数はまだ21万。今後はその数をもっと増やしていきたい」

 Airレジの導入店舗数は今後も増加の一途をたどりそうだが、これはまさにICTによる店舗イノベーションを意味する。

【特集・スマート決済】人手不足を解消する「Airレジ」のメリット

《加藤/H14》

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