新型ネットワークカメラに見るシャープの「本気」 | RBB TODAY

新型ネットワークカメラに見るシャープの「本気」

エンタープライズ セキュリティ

新型ネットワークカメラ「QG-B20C」。1型CMOSセンサーを搭載し、4K3K(4,064×3,048ピクセル/最大15fps)の高解像度を実現している(撮影:防犯システム取材班)
  • 新型ネットワークカメラ「QG-B20C」。1型CMOSセンサーを搭載し、4K3K(4,064×3,048ピクセル/最大15fps)の高解像度を実現している(撮影:防犯システム取材班)
  • 「QG-B20C」で撮影した実際の映像。この映像を元に任意のエリアを切り出し、補正して表示したり、多分割表示することもできる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「QG-B20C」の画像解析機能の1つである行列検知のデモ。店舗や商業施設でのマーケティング活用が可能だ(撮影:防犯システム取材班)
  • 防災や街頭防犯を想定して、LED照明や電源ボックス、無線LANアクセスポイントなどと組み合わせた展示(撮影:防犯システム取材班)
 シャープは、東京ビッグサイトで11日まで開催されている「SECURITY SHOW 2016」にて、先だってプレスリリースを発表した4K3K対応の新型ネットワークカメラ「QG-B20C」の実機を使ったデモ展示を行った。

 シャープはこれまで映像監視市場においては、OEM製品を中心に扱ってきたが、今回発表した「QG-B20C」は、自社ブランド、自社開発による初のネットワークカメラとなり、フラッグシップ機と呼べる性能を搭載した製品となる。

 例えば、「4K3K」(12メガピクセル)の解像度。そもそも全方位カメラは、球体状(フィッシュアイ)の映像から切り出し、歪みを補正して表示するという使い方が多く、もととなる球体状の映像の解像度が大きければ、切り出した画像も相対的に高解像度となる。そのため、同製品の場合はフルHD対応の全方位カメラなどと比べると、より広範囲の全方位監視を実現。

 また、無線LANやPoE+に対応しているため、LANケーブルの取り回しが難しい場所や、電源工事が難しい場所への設置にも柔軟に対応。関連製品の無線LANアクセスポイント「QX-C300」と連携させれば、通信インフラの未整備エリアや建設現場・イベント会場などでも利用できるようになる。

 さらに侵入検知や置き去り・持ち去り検知、人数カウント、行列検知といった画像解析機能をカメラ自体に搭載しているため、NVRなどのレコーダー機器を介することなく、高度な映像監視やマーケティング活用が可能だ。

 ちなみに映像の保存に関しては、カメラ本体にSDメモリーカード(SDHC/SDXCにも対応)スロットを3つ揃えているので、基本的にはレコーダーいらずの運用も行える。

 シャープといえば「白物家電」というイメージがあるが、現在、市場拡大を目指し、ビジネスユーザー向けの製品の開発を進めており、今回のネットワークカメラの発売もそうした取り組みの1つだと、対応してくれた説明員は語っていた。

 また、同製品の工場となるのは、スマートフォンやタブレットなどの開発・製造を手掛ける広島工場ということもあり、それらの技術ノウハウなども活用していきたいと話していた。
《防犯システム取材班/小菅篤》

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