NECは20日から22日まで、パシフィコ横浜で開催されたショッピングセンター(SC)関係者向けのビジネス展示会「SCビジネスフェア2016」にて、顔認証システム「顔跡/KAOATO」を使用した不審者対策システムの展示実演を行った。 「顔跡/KAOATO」は同社の顔認証製品「NeoFace」シリーズの中で、顔認証防犯・入退出ソリューションと位置づけられており、データベースに登録された人物と、監視カメラ映像の人物を高速かつ高精度に自動照合するシステムとなっている。 万引き常習犯など特定人物の監視や、部外者の立ち入り防止などに威力を発揮するもので、商業施設や病院、老人ホームなどでの特定人物捜索から、イベント会場、工場、オフィス、セキュリティゾーンなどでの入退管理などでの使用を想定している。 システムの構成は、データベース管理、特定人物の登録・検索・削除、運用管理、監視映像表示、動線分析を行う「顔跡/KAOATOサーバ」、画面キャプチャ、ネットワークカメラから外部警報装置発報時に連動して画像取込を行う「顔跡/KAOATO 監視」、入退専用の画面(登録・認証・削除)を行う「顔跡/KAOATO 入退室」、付加機能を搭載できる各種オプションとなる。 ハードウェア的には「顔跡/KAOATOサーバ」がXeon+WindowsServer、「顔跡/KAOATO監視」がCore i7+Windows7以降、「顔跡/KAOATO入退出」が「Atom+Windows8.1」以降など、一般的なPC環境で動作する。スマートフォンなどのモバイルへの通知はAndroid4.2以上/iOS8以上の両環境に対応する。 導入時は、ニーズに応じたカスタマイズが可能で、世界的にも評価が高いNECの顔認証技術を活用した防犯&セキュリティシステムを構築することができる。 なお、情報流出対策として同ソリューションでは、顔画像の暗号化、データの一定期間での自動消去、閲覧権限の付与機能などを備えている。
【デジージョ レポート】SK-IIによるビューティテック体験ができる!原宿の「FUTURE X Smart Store by SK-II」をレポート 2018年6月1日 テクノロジーの波は、美容業界も飲み込んでいるようです。