行方不明になったドローンを空中から効率的に捜索できるシステム | RBB TODAY

行方不明になったドローンを空中から効率的に捜索できるシステム

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今回はわかりやすいようにドローンに「ドローンサーチ」の親機をそのまま載せるような形で展示していたが、実際にはドローンにモジュールを組み込む形になるとのこと(撮影:防犯システム取材班)
  • 今回はわかりやすいようにドローンに「ドローンサーチ」の親機をそのまま載せるような形で展示していたが、実際にはドローンにモジュールを組み込む形になるとのこと(撮影:防犯システム取材班)
  • 「サーチドローン」と「ドローンサーチ」の展示の様子。障害物がない上空で電波を中継することで、地上見通しでの探索距離約1kmを約3~5kmまで伸ばすことが可能だ(撮影:防犯システム取材班)
 ホットプロシードは、2日~5日にかけて東京ビッグサイトで開催された「2015国際ロボット展」の福岡県ロボット・システム産業振興会議ブースにて、行方不明になったドローンを、別のドローンを使って捜索する「サーチドローン」の展示を行っていた。

 「サーチドローン」は同社が提供するドローン捜索システム「ドローンサーチ」の機能をさらに強化するシステムという位置づけとなる。基本となるシステムの「ドローンサーチ」は、925Mz帯の特定小電力無線を使用して、ドローンに搭載した子機(タグ状の端末)の電波を親機で受信し、方角や距離を割り出して捜索するシステム。親機は見通し約1kmの範囲内の子機の電波を受信することができる。子機が満充電状態なら最大3か月間に渡り電波を出し続けるので、その期間内なら捜索可能だ。

 一方でドローンが不測の事態で行方不明になる場合では、山間部などを広範囲に渡って探す必要もあり、親機を持ちながら人の足だけで探すには限界がある。そうした課題を解決するために誕生したのが「サーチドローン」となる。「サーチドローン」では、レピーター(中継器)の役割を果たす親機をドローンに載せることで、捜索可能距離を約3~5kmに伸ばすことが可能だ。

 捜索用のドローンは、フルオートで飛行し、離着陸や高度維持も自動で行うため、ドローン専門のオペレータは不要。ドローンに載せた親機の表示画面を、手元の親機でも見ることができるので、ドローンでおおよその位置を絞り込むといった、効率のいい捜索が行える。

 事業用ドローンには動産保険をかけることができるのだが、保険請求の際には、破損した実物があることが前提だったりするため、行方不明のままだと保険適応外になることもあったという。そうしたドローン事業者の悩みを解決するシステムなのだ。

 なお、「サーチドローン」は「ドローンサーチ」の姉妹品である遭難者捜索機「ヒトココ」と連携することも可能。そのためドローンの捜索だけでなく、人命救助用などにも活用できるという。
《防犯システム取材班/小菅篤》

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