ドローンによる倉庫管理ソリューションと消費期限通知機能付キャビネット……サトー | RBB TODAY
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ドローンによる倉庫管理ソリューションと消費期限通知機能付キャビネット……サトー

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同技術に採用されているドローンは、千葉大発のベンチャー企業である自律制御システム研究所製の「ミニサーベイヤーMS-06LA」。純国産の産業用ドローンでRFリーダー以外にもミラーレス一眼レフカメラや3Dレーザースキャナなどを搭載することで、空撮や測量などへの応用も可能となっている(撮影:防犯システム取材班)
  • 同技術に採用されているドローンは、千葉大発のベンチャー企業である自律制御システム研究所製の「ミニサーベイヤーMS-06LA」。純国産の産業用ドローンでRFリーダー以外にもミラーレス一眼レフカメラや3Dレーザースキャナなどを搭載することで、空撮や測量などへの応用も可能となっている(撮影:防犯システム取材班)
  • スマートキャビネット「キャビレオ」は、消費期限が近い物以外を取り出すと音声と画面でやり直しを要求されたり、持ち出したアイテムの上長報告などの機能を備えており、会場ではそれらの機能のデモ展示が行われていた。海外では約6万ドルで展開しており、システムの内容により価格は異なる(撮影:防犯システム取材班)
 サトー(SATO)は東京ビッグサイトで開催された「自動認識総合展」にて、「IoT時代のスモールデータの活用」をテーマに多くの製品を出展していた。今回はそのなかから防犯・防災面に関連した技術を紹介していく。

●室内でも自律飛行できるドローンによる在庫の自動管理

 さまざまなソリューションを展示するサトーブースのなかでも特に来場者の関心を集めていたのが、産業用ドローンを使用した次世代認識ソリューションの展示だった。

 室内でも自律制御で安定飛行するドローンにRFリーダーを搭載し、人の手が届かない場所や危険を伴う場所にあるRFタグ付きのアイテムから、瞬時にRFタグの情報を読み取ることを可能とした技術だ。倉庫内での棚卸しの自動化をはじめ、応用例としては屋外作業の負荷軽減、危険箇所の作業をドローンに担わせといった利用が想定される。

 実演デモでは、展示会ステージの高所に設置されたケースにドローンが接近し、内部に保管された在庫を想定した製品のRFIDタグを瞬時に読み取り、PCに情報を反映させていた。今回の展示では倉庫内の在庫管理の効率化にフォーカスしていたが、技術的には防犯や防災といったアプローチでも応用可能だという。

●詳細な在庫管理ができるスマートキャビネット

 6月から国内での販売も開始している「キャビレオ」は、3Dスキャンにより1,000個以上のICタグを正確に読み取ることができるリモート機能付きのスマートキャビネット。PJM方式のRFID技術を使用することで、従来のICタグが苦手としていた重ね読みや金属、水などにも影響されない特性を持っている。

 また、キャビネット内に保管している在庫の個別の消費期限などを設定ができ、利用時に消費期限が迫っているものから使うことを促すといった音声ガイダンス機能を備える。

 キャビネット内に入れておけば、自動でタグ情報を読み取ってくれるため、1つ1つ検品するといった作業の手間を省略でき、厳密かつスマートな管理が行える。

 セキュリティ面では、開閉時のID管理による持ち出し制限、ログ記録なども行えるので、不正な持ち出しを抑止することができる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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