ICカード&暗証番号認証付きスマートロックの数々……セキュリティや利便性向上で注目 3ページ目 | RBB TODAY

ICカード&暗証番号認証付きスマートロックの数々……セキュリティや利便性向上で注目

 住宅用のカギと言えば、多くの人は、カギ穴にキーを差し込んで、施錠・解錠するといった物理的なものをイメージするが、セキュリティ市場においては近年、いわゆる「スマートロック」と呼ばれる物理的なキーやカギ穴を使わない電子錠が注目を集めている。

エンタープライズ セキュリティ
ロックダイナミクスの「Bluetooth-ASCA」。「ドアからカギ穴を無くそう」というコンセプトで開発された製品となる(撮影:防犯システムNAVI取材班)
  • ロックダイナミクスの「Bluetooth-ASCA」。「ドアからカギ穴を無くそう」というコンセプトで開発された製品となる(撮影:防犯システムNAVI取材班)
  • 「Bluetooth-ASCA」の施錠・解錠操作をスマートフォンなどから行うための操作アプリ。画面はまだ開発中のものとなる(撮影:防犯システムNAVI取材班)
  • ユーエムイーの「LINKEY」を設置イメージ。シリンダー(カギ穴など)の上から被せる形で設置する。この他にドアの内側にロック機構を設置する(撮影:防犯システムNAVI取材班)
  • 「LINKEY」は、前面の認証端末のカバーを外すとシリンダーが出てくる。電池が切れた場合にはこのシリンダーに物理キーを差し込み操作できる(撮影:防犯システムNAVI取材班)
  • イッツコムの電子錠サービス「スマートロック」の認証端末。「イッツコム インテリジェント ホーム」と「イッツコム アパートメント」に含まれたサービスとなる(撮影:防犯システムNAVI取材班)
  • 本製品は認証前にランダムで4つのボタンが点灯し、それらを押してから暗証番号の入力となるため、特定のボタンに指紋が残り、暗証番号が類推されることを防ぐ(撮影:防犯システムNAVI取材班)
 最後は、イッツコムが8月から提供開始した電子錠サービス「スマートロック」。イッツコムが提供する、ホームセキュリティとスマート家電サービス「イッツコム インテリジェント ホーム」(一般家庭用)と「イッツコム インテリジェント ホーム アパートメント」(集合住宅のオーナー用)に含まれるサービスの1つとなる。

 「イッツコム インテリジェント ホーム」自体は、カメラやセンサーを使った家庭内の見守り、家電コントローラーを使ったエアコンや照明の管理などをスマホやタブレットで行えるようになるサービス。これまで紹介してきた製品が、単体でのサービスだったのに対して、本サービスは、他のサービスと連携させてセキュリティや利便性を向上できるのが特徴だ。

 具体的には、外出時に施錠と同時に照明を消したり、エアコンを切るようにカスタマイズできる。また、スマートフォンのアプリからは、スマートロックの操作・管理だけでなく、部屋に設置したカメラやセンサーのなどの確認も行える。

 「スマートロック」単体で見ていくと、スマートフォンによる操作のほか、ICカードや暗証番号による認証での施錠・解錠、連携が可能。暗証番号入力用のテンキー部分は、LINKEY同様、残留指紋から第三者に暗証番号を類推されないようにするために入力前に、ランダムでテンキーのボタンが点灯(本製品は4か所)。それらを押してから暗証番号を入力することになる。

 単3形アルカリ乾電池を4本で駆動(1日10回の使用で約1年)。電池が切れてしまった場合は、非常用電源供給機能に9Vの乾電池を押しつければ使えるようになる。

 今回紹介したICカード&暗証番号認証付きスマートロックは、鍵メーカーによる電子錠の技術を発展させた製品が多く、利便性の向上を意識しつつも、設計思想のなかに「防犯」「セキュリティ」が軸に据えられている。

 不動産業者や集合住宅のオーナーに向けた業務効率化を実現する製品でもあるが、一般住宅のセキュリティ強化を図りたい場合にも、最適な製品だといえる。
《防犯システム取材班/小菅篤》

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