監視カメラ・物理セキュリティの側面から見るIoTの今 | RBB TODAY
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監視カメラ・物理セキュリティの側面から見るIoTの今

エンタープライズ その他
今回の講演を行ったネットワンパートナーズの醍醐朝和氏。市場動向やトレンド分析を行ったあと、シスコ社の監視カメラシステムで「できること」をプレゼンした(撮影:防犯システム取材班)
  • 今回の講演を行ったネットワンパートナーズの醍醐朝和氏。市場動向やトレンド分析を行ったあと、シスコ社の監視カメラシステムで「できること」をプレゼンした(撮影:防犯システム取材班)
  • ネットワーク機器を扱う会社と知られる米・Cisco社だが、監視カメラシステム市場においても主に大規模向けのソリューションの提供を始めている(撮影:防犯システム取材班)
  • 講演で発表された監視カメラの市場規模。年17%の成長を遂げており、旧来機のリプレイス、2020年に向けてさらなる需要の高まりが予想されると醍醐氏は分析(撮影:防犯システム取材班)
  • 「監視カメラシステムのこれまで」と題された資料。現在は第三世代で、ネットワークカメラを使い、多拠点、大規模な設置を想定したシステムが増えているという(撮影:防犯システム取材班)
  • ネットワンパートナーズが扱うシスコ社の監視カメラシステムの「今、できること」の一覧。ICTインフラを構築してきた実績を武器に、施工から保守・運用まで一気通貫で提供するという(撮影:防犯システム取材班)
  • 監視カメラに関係した現在の法的な見解やガイドラインの設置状況。市場の活性化により高機能化が進む中、さらなる法整備やガイドラインの策定も必要になってくるだろう(撮影:防犯システム取材班)
 7月31日、ソラシティ カンファレンスセンター(東京都千代田区)にて、「IoT World Conference」が開催された。

 「IoT World Conference」では、「IoT(Internet of Things)=世の中のモノをインターネットに繋ぐという概念」に関連した、さまざまなセミナーを実施。なかでも今回は、『IoTへと繋がる「監視カメラ」「物理セキュリティ」の今』と題された監視カメラのIoTに関する講演について紹介していこう。

 プレゼンターは、ネットワンパートナーズのマーケティング&ビジネス開発部の醍醐朝和氏。講演の前半では、監視カメラに代表される物理セキュリティの概念、市場の状況、トレンド、今後の展望について説明。後半でネットワンパートナーズが取り扱っている米・Cisco(シスコシステムズ)社の監視カメラシステムを例に出し、IoTを実現するソリューションの紹介を行った。

●IoTと親和性が高い監視カメラシステム

 「IoT」は昨今、さまざまな場所で見聞きする言葉だが、監視カメラ市場においては、アナログカメラからネットワークカメラへと主流が切り替わりつつある中で、既にIoTに向けた歩みがはじまっている。

 例えば、スマートフォンやタブレットを使った、ネットワークカメラの映像の遠隔監視。これまでのアナログカメラなら、カメラに直接接続されたモニターの前で監視する必要があったが、ネットワークカメラなら、インターネット回線を通じて、スマートフォンやタブレットをモニター代わりにどこからでもカメラがとらえた「今」を確認することができる。

 また、監視カメラ同士がインターネット回線によって1つに繋がることで、固定カメラとPTZカメラなどを連動させた映像監視が可能となった。具体的には、固定カメラで広域を撮影をしておき、何か不審な人や物を確認した際には、近くにあるPTZカメラで追跡したり、ズーミングするといった連携を遠隔操作で行えるといったことが挙げられる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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