東京ビッグサイトで開催された「第10回オフィス セキュリティ EXPO」において日本通運は、個人情報、機密情報、信書といったセキュリティ輸送サービスや機密文書溶解サービスなどの複数のサービスの展示を行った。 まず輸送サービスでは、個人情報にあたる顧客名簿や会員名簿などを扱う「プライバシーガード」と、在庫データや発注書などの機密情報を扱う「ビジネスセキュリティガード」の2種類あり、どちらも外部流出が許されない書類やデータを安全確実に輸送するサービスとなる。 両サービスともに一般貨物との分離輸送や、ITと人によるクロスチェックなどが特徴で、GPS管理や電子ロック付きの専用トランクで輸送するといったオプションも用意されている。 続いては、請求書や証明書などの「信書」を輸送する特定信書便輸送「ビーエスピー」。セキュリティを施した特許出願中の専用ダンボール「ビーエスピー3Box」の他、封筒型やバック型など顧客の要望に応じた輸送資材の提供が可能だ。 さらに、不要になった機密書類を処分したい場合は、機密書類リサイクルサービス「エコリサイクル便」で専用ダンボールに詰めた機密文書を未開封のまま溶解処理・リサイクルすることもできる。 これらのサービスはいずれも個人宛の取り扱いは行っておらず、法人企業向けのサービスとなる。また、個人番号カードに特化したセキュリティ輸送「マイナンバーガード」も今月中の発売を予定しているとのこと。