“手で曲がる器”!富山の伝統工芸技術の認知拡大
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高岡銅器は江戸時代初期に加賀藩が開設した鋳物工場をルーツとする富山県高岡市の伝統工芸。江戸中期以降、銅や錫、青銅などの合金鋳物が盛んになり、仏具をはじめ、茶器、花器、銅像などで知られるようになっている。
Plat Touは、富山県高岡市のシマタニ昇龍工房が生んだ「すずがみ」という錫製品をベースにしたもの。職人が錫の板を金槌で叩いて圧延することでつくるもので、金属でありながら紙のように薄く、手で曲げたり、伸ばして元に戻したりすることができる。
このシマタニ昇龍工房の技術とアンドレウ・カルーヤのデザインが組み合わされて生まれたPlat Touは、すずがみ同様、手で曲げることが可能。皿として使えるほか、花器や変形トレイなど、形を変えて使える器になっている。ミラノサローネ国際家具見本市出品をきっかけに、国内や海外のメーカーやショップとの商談を進めているという。
高岡銅器はこのほかにも、練馬区が街おこしの一環として区内に設置した、マンガ「うる星やつら」、「銀河鉄道999」などのキャラクターのブロンズ像の制作を手がけたり、アニメ「天元突破グレンラガン」をモチーフにした五月人形兜飾りをリリースしたりと、積極的にコラボレーションを展開。伝統工芸技術の認知向上や活用の場の拡大を進めている。
富山の伝統工芸・高岡銅器がスペインのデザイナーとコラボ、“手で曲がる器”生む
《こばやしあきら/H14》