3Dデータで大型施設からの災害時避難シミュレートを短時間化……大成建設
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今回開発されたのは、高層・大型の建築物を作成する際に使用される、「BIM」と呼ばれる3Dデータを使ったプログラム。近年、大型建築においてはIT技術を応用し、3Dデータ(BIMデータ)を使って事前に設計や施工を確認、建築中やその後もBIMデータを使う手法が主流となってきている。
大型集客施設では、事前に避難シミュレーションを行い、避難ルートの幅や配置に問題がないか確認する必要がある。そのシミュレートは建築前にコンピューター内で行うのだが、これまでは、建物データや避難者データの作成・配置に非常な時間と労力が必要となるものだ。
大成建設で開発した「インプットファイル作成プログラム」は、これまで数カ月かかることもあったシミュレーションデータ作成を、すでにあるBIMデータを活用することで最大半日程度で作成できるようにする。作業時間を大幅に短縮するだけでなく、設計変更にも短時間で対応でき、気流解析ソフトなど他のシミュレーションと連携できるなどというメリットがある。