従来型より遠くまで明瞭な音声を届ける防災用スピーカー…TOA | RBB TODAY
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従来型より遠くまで明瞭な音声を届ける防災用スピーカー…TOA

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防災用スリムスピーカー「Q-HA-1000」。スリムな筐体に8つのスピーカーがタテに配列されている。柱やポールに設置しても大きくはみ出さず、コンパクトな設置が可能
  • 防災用スリムスピーカー「Q-HA-1000」。スリムな筐体に8つのスピーカーがタテに配列されている。柱やポールに設置しても大きくはみ出さず、コンパクトな設置が可能
  • 従来型のストレートホーンスピーカーを使った防災行政無線。周囲にある別のスピーカーとの音の重なりなどにより、明瞭性が悪いという課題を抱えていた(画像はイメージ)
 音響機器のTOAは、東京ビッグサイトで17・18日に開催された「ジャンボびっくり見本市」に、セキュリティ機器の防犯カメラと共に、防災スピーカーを出展した。

 防災行政無線の同報用スピーカーは、一般的にストレートホーンスピーカーやレフレックススピーカー(いずれもメガホンのような円錐状)が採用されていることが多い。TOAが今回展示していた防災用スリムスピーカー「Q-HA-1000」の外見はそのイメージとは異なる。

 従来型の同報用スピーカーは、メガホンのような形状で音を放射状に伝達していくが、「Q-HA-1000」は、8台のスピーカーを縦に8つ並べ、音の直進性を高めることで、より遠くまで届けることができる。

 より身近なところで例えるなら、ホースで水をまく時を思い浮かべてほしい。ホースの先端をつぶすと放射状に水が飛散するが、飛ぶ距離や勢いは弱め。一方、先端をつぶさずに水を出せば、勢いが強く、より遠くへと飛ぶ。従来型が先端をつぶしたホースでの水まきとすれば、この「Q-HA-1000」は、先端をつぶさないホースでの水まきといったイメージになる。ただし、水とは違い、音なので遠くまで飛びつつ、周囲に音は広がっていく。

 実際、「Q-HA-1000」のスペックを見ると、音の飛距離は従来の同報用スピーカーの約2倍。さらに従来型よりも明瞭性がよく、広範囲に防災情報を放送することができるため、スピーカーの設置台数を節減できる。

 明瞭性が悪くよく聞こえない、周囲の騒音や雨音にかき消されて聞こえないといった従来型で課題となっていた点を解消する製品となる。

 出力は、同報用スピーカーと同じ50w。重量は約13.5kgと軽量なので、設置場所の選択肢が多いのも特徴となる。推奨される設置場所は、柱やポールを使って15m程度くらいの高さとなる。

 もちろん防災用途を想定した製品なので、耐風速、耐震対応で、保守体制も全国で対応しており、長期の使用にも耐えうる仕様になっている。

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《防犯システム取材班/小菅篤》
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