【MWC 2015 Vol.69】韓国SKテレコム、買い物カゴが要らなくなる「Smart Shopper」 | RBB TODAY
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【MWC 2015 Vol.69】韓国SKテレコム、買い物カゴが要らなくなる「Smart Shopper」

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SKテレコムが開発を進める「Smart Shopper」の展示
  • SKテレコムが開発を進める「Smart Shopper」の展示
  • 店舗の入口にバーコードリーダー端末がずらりと並ぶイメージ
  • NFC/BLE機能を内蔵するリーダー端末
  • 店舗にはリアルの商品が並んでいる必要はなく、イメージパネルや商品説明を読んで購入を判断。選んで購入した商品は、のちほど指定の住所にデリバリーされるかたちを想定している
  • もちろんサイズ感や色味などを判断したい場合もあるので、実商品が棚に並ぶことも想定される。その場合は商品についているタグのリーダーを選んで購入を選択しても良い
  • 購入履歴は店内に置かれる端末で確認ができる
  • 買い物の終了後に、リーダーを決算端末に装着。アイテムの数を調整したり不要なものは削除することもタッチパネルから簡単に指定ができる
  • 購入後にはレシートを発行。あとは自宅に商品が送られてくるのを待つだけ。急ぎのものはすぐに持ち帰ることができるようなシステムを構築することも可能だ
 韓国SKテレコムがMWC 2015のブースに出展し、注目されているBtoB向けスマートソリューション「Smart Shopper」を紹介する。

 夕時の混雑するスーパーの食品・生活雑貨の売り場などで、大きくて重い買い物カゴを持ちながら歩くのは大変。SKテレコムの「Smart Shopper」は、買い物の際にレジカゴを持ち歩く負担から消費者を解放するために開発されたスマートソリューションだ。

 買い物客はスーパーに着いてまず、棚に並ぶ専用のバーコードリーダー「Smart Shopper」を手に取る。バーコードリーダーにはNFCとBluetooth Low Energy(BLE)の機能が内蔵されている。端末を使って、店頭にディスプレイされている実際の商品、あるいは商品イメージのパネルに添付されているバーコードをリーダーでスキャニングしていくとその履歴が記録されていく。欲しいものを選び終わったら、セルフチェックアウトのレジ端末で購入内容を確認後、ユーザーのクレジットカードに紐付けられているショップ会員カードを端末のリーダーにかざして決済終了。すぐに必要な商品はそのまま持ち帰ることができるし、パネルのみ並んでいた製品や、後から宅配してもらえば良い商品はそのままデリバリーの手続きを済ませれば、買い物の終始身軽にショッピングが楽しめるという仕組みだ。

 店舗にとっては、得意客の購買履歴を把握しながら、店舗商品の売れ筋情報の統計を取ったり、ディスプレイの最適化が図れる。また顧客の好みを把握しながらおすすめ商品を提案し、購買をうながすこともできるようになる。当サービスは現在試作開発中のものだが、韓国では2015年に本格導入を予定しており、以後世界各国への展開を計画している。
《山本 敦》
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