【MWC 2015 Vol.60】freetelは日本品質で世界へ!……増田CEOインタビュー  | RBB TODAY

【MWC 2015 Vol.60】freetelは日本品質で世界へ!……増田CEOインタビュー 

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プラスワン・マーケティングCEOの増田氏と、甲冑を身に着けた同社取締役の大仲氏
  • プラスワン・マーケティングCEOの増田氏と、甲冑を身に着けた同社取締役の大仲氏
  • 自らブースに立って接客も行っていた
  • 参考出展された「Samurai」
  • 注目度の高かったWindows Phone
 「freetel」ブランドでのSIMフリースマートフォンの販売などを手がけるプラスワン・マーケティングは、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC) 2015に初出展した。MWCはモバイル業界では世界最大級の規模を誇るイベントで、ヨーロッパを中心として世界各地から多くの出展者、来場者、メディア関係者などが訪れる。

 プラスワン・マーケティングは2012年に創業し、freetelブランドを立ち上げてSIMフリースマートフォンの販売を開始。6万円、7万円を超えるような高価格の端末、そして“2年しばり”という契約形態が当たり前になっていた日本の通信業界において、同社が“適正価格”と呼ぶ1万円~2万円前後の端末を契約期間のしばり無しで投入し、一気に注目の存在となった。その後、ラインアップの拡大、MVNOとしてSIMカードの提供を開始するなど、国内のモバイル市場において順調にビジネスを拡大している。その同社がなぜ海外の大型展示会への出展を決めたのか、国内外において今後はどのような展望を持っているのか。同社 代表取締役CEOの増田薫氏に話を聞いた。

■Made In Japanのクオリティで世界へ打って出る!複数国への進出が既に内定

――まずは、今回MWCへの出展を決めた理由を聞かせて下さい

増田氏:私はこれまでに勤めてきたいくつかの企業において、PC事業を担当したこともありますし、ある企業においては携帯事業の立ち上げにも責任者として携わりました。常にモノ作りの現場にいたわけですが、その時、特に外資系企業にいた時に感じたことが、日本の“モノ作り気質”こそ宝であるということです。従来資源の乏しい日本が、世界に冠たる国になった。その一因であり日本の財産は、実直に良いものを作るんだというモノ作り気質であると思います。

ただ、携帯事業に関しては、日本のメーカーがどんどん消えていっているのが現状です。製造拠点も海外に移ってしまっている。モノ作りのメーカーにずっといた時から抱えていた、納得いくものをしっかり作りたいという想い。その想いが今はさらに発展して、“日本で”作りたいと考えるようになりました。今、弊社の製品は中身のメカデザインも自分たちでやっていますし、外観のデザインも強化していきます。さらに今後は製造そのものもMade In Japanにしていき、日本発信で世界と戦っていきたい。そのことをたくさんの人が集まる場所で示していきたいと考えた時に、必然的にMWCに出展するということになりました。過去に何度も来たことがあり、とても良いイベントで、携帯に関係する方々がもっとも多く集まることも知っていましたので。

――来場者の反響はどうだったでしょうか

反響は上々です。海外のお客様も本当にひっきりなしに起こしいただいています。今、スマートフォンの差別化が難しくなってきている中で、日本メーカーとして、Made In Japanのクオリティで世界に出ていくということは、当然他国のメーカーにはできないことです。そういったMade In Japanのものを望む声が大きいということにも、今回の出展で気づくことができました。また、今回参考展示している、漆塗りのボディに金をほどこした「Samurai」というスマートフォン。こういった、日本の芸術を散りばめたような製品もこれまで市場に見当たらなかったので、そこも好意的に受け止められているように感じます。

また、Windows Phoneも展示していますが、これに関してはここまで引きが強いのか、と驚くほどの反響をいただいています。MWCでは他社さんも新たなWindows Phoneを発表されましたが、それらと比べても、かなり魅力的な価格で提供できると考えています。まず日本で発売しますが、適正な価格を維持したまま世界でも発売していく予定です。

――Windows Phone発売を決めた経緯や狙いを教えて下さい

かつて携帯事業の責任者を勤めていた企業では法人向けのビジネスが盛んで、お付き合いのある企業の方からWindows Phoneが欲しいという要望をよく受けていました。結局、その当時は事情があって出すことはできませんでしたが、Windows Phoneにどれくらいのビジネスチャンスがあるのかというのは3年ほど前から分かっていました。今回、マイクロソフト社とも正式に契約し、ようやく出せるという心境です。また、Windows Phone 8になってからエコシステムが整い、より良い環境になったと感じています。当然、今回発表のったWindows 10へのアップグレードは前向きに検討しています。

――海外展開について、すでに進出が決まっている国などあるのでしょうか

 実はMWCに来る前から近々ローンチすることが決まっている国が4ヵ国あります。それ以外にも話は進んでいて、ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、南米、これらの地域で合計20ヵ国程度でローンチすることがほぼ内定しました。MWCに来てからも、数多くの商談をさせていただいています。日本ではベンチャー企業が育たない、海外では通用しないなどと言われたりする中で、我々は日本発のモノ作りで世界一になってやりたいと思っています。世界一になるには、当然日本国内だけでは駄目で、日本の良さを持って多くの国で戦っていくことが重要です。発売する製品・サービスは、日本で発売しているものもあれば、海外だけでというものもあるでしょう。国によって状況は違うと考えています。
《白石 雄太》

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