NTTデータと日本電信電話(NTT)は27日、NTTが開発した機械翻訳エンジン「多言語統計翻訳プラットフォーム」を採用した、技術文書の翻訳サービスを発表した。4月より法人向けに提供を開始する。 NTTデータでは、NTT研究所で開発された「多言語統計翻訳プラットフォーム」を採用し、これまで中国語・韓国語の特許文献を対象とした翻訳サービスを提供している。今回、新たに英語を追加するとともに、対象文書を、特許文献に加えて、製品マニュアル、設計書、学術論文等の技術文書に拡大する。 NTT独自の世界最高水準の構文解析技術や文法に基づく語順変換技術により、技術文書に現れる長い文に対しても高い品質で翻訳することが可能とのこと。製品マニュアル等の翻訳にあたっては、ユーザー側が保有・蓄積していた対訳データ(言語間で対応付けられた文のデータ)があれば、カスタマイズされた翻訳サービスの利用も可能。