状況別防犯システムの導入パターン Vol.4~オフィス・事務所編 | RBB TODAY

状況別防犯システムの導入パターン Vol.4~オフィス・事務所編

ブロードバンド セキュリティ

繁華街やオフィス街という立地によって異なるがビル自体の防犯態勢を100%信用することはできない(写真はイメージです)。
  • 繁華街やオフィス街という立地によって異なるがビル自体の防犯態勢を100%信用することはできない(写真はイメージです)。
  • 防犯カメラは日中はもちろん夜間の就業時間以降も稼働させるのは、侵入者の監視だけでなく従業員の監視という面もある。
 状況別導入パターンの第4回となる今回は、事務所やオフィスにおける防犯システムの導入について説明してみる。最初に、オフィスでは金品はもちろん情報についても漏洩や盗難に配慮した防犯対策が必要となるのがポイント。社外からネットワークを介した侵入に対しても対策が必要だが、今回は物理的な侵入対策と防犯対策を取り上げてみよう。

 一般的なオフィスは、一戸建てよりもビルなどに入っていることが多い。繁華街かオフィス街かという立地条件や建物自体のセキュリティシステムによるが、夜間施錠の状態でも敷地内に入ってしまえば防犯体制は途端に緩くなることがほとんどだ。

 となると、エレベーターを降りた入り口の防犯システムが重要になる。最近ではICカードや生体認証を使った入退室管理システムを導入し、それと連動する防犯カメラを設置するパターンが増えている。また、就業時間内は誰かしら人がいる一方、夜間は無人となるオフィスも多い。そこで防犯カメラの動作パターンは、就業時間中は連続で録画し、それ以外の夜間や早朝はセンサーを使用して動きがあった時だけ録画を行うタイプが使いやすいだろう。夜間撮影機能もうまく活用したい。ただし、オフィスの規模や営業形態、来客の頻度などによってこのあたりのパターンは多岐にわたるので「これ!」といい切るのは難しい。

 もう1つ。入り口だけでなくオフィス内部の防犯体制も整えておきたい。例えばサーバルームや役員室など入室を制限したいスペースがある場合は、ここにも入退室管理システムと記録用のカメラが必要になる。最近では顔認証システムに録画機能を備えたモデルもあるので、これを使ってもいいだろう。どちらにせよ、入室自体を制限するような重要部署であれば、ゲートチェックに加えて室内にも防犯カメラが欠かせないといえる。

 製造業やメーカーの場合は産業スパイへの対策も必要だ。夜間に侵入してPCからデータを盗み出すといった古典的な手口だけでなく、従業員が日中堂々と共有ファイルからデータをコピーする可能性もないとはいえない。夜間撮影機能のある防犯カメラの設置はもちろん、日中の監視録画も考慮に入れておくべきだろう。

 結果的にオフィスや事務所の防犯システムは、対外的なものと内部的なものの両方が必要になってくる。防犯カメラはもちろん、入退室管理システムや侵入警戒システムもあったほうがよいだろう。最近では利用者に不便を感じさせないよくできたシステムが多数リリースされている。複数の防犯システムをうまく連携させて総合的なセキュリティレベルを底上げしておきたい。
《防犯システム取材班/宮崎崇》

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