人形になりたい女の子+サイボーグになりたい男の子……アートユニット「HDMI」 | RBB TODAY
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人形になりたい女の子+サイボーグになりたい男の子……アートユニット「HDMI」

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HDMI
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  • 「Pepper Tech Festival」のオープニング
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  • 「Pepper Tech Festival」オープニングのメイキング
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 「HDMI」という謎のメディアアートユニットに注目が集まっている。メンバーは正体を公にしていないが、サイボーグになることを夢見る兄と、人形になる事を夢見る妹による異色の兄妹ユニットだという。

 最近、様々なシーンでクリエイティブな演出を手掛けており、最新の作品としては、ピーチジョン「ドリームブラ」のウェブコンテンツ「Bra Lab」のクリエイティブとテクニカルディレクションを担当。またソフトバンクが9月20日に開催した「Pepper Tech Festival」ではオープニングパフォーマーに抜擢された。

 彼らの意図するのは、デザインとテクノロジーを融合させ、多様なプラットフォームに対応する革新的なアイデアを生み出すこと。ユニット名の「HDMI」は「Human Dwelled-In Monitor Inside(モニターの中の住人)の略だ。Ken(ケン)と(ココ)によるメディアアートユニットとして2014年に結成し、東京、上海、ニューヨークを拠点に活動する。

 KenはHDMIのインタラクション開発責任者。公表されているプロフィールによると1987年6月8日生まれ。プログラマー、インタラクションデザイナー、アートとテクノロジーの境界を行き来するデジタルアルケミスト。2008年にコンピューターサイエンスの修士を取得後、HDMIで活動を始める。日本語と英語が堪能。プログラマーとしては、機械学習、フィジカルコンピューティング、クリエイティブコーディング、コンピュータビジョン、ウェアラブルテクノロジーなどを扱い、アーティストとしては、人体とバーチャルリアリティとの関係性をテーマとする。幼い頃からSFやサイボーグに興味を抱き、テクノロジーの力を借りて身体能力を拡張させ、自身がサイボーグになることを夢見る。

 CocoはHDMIのアートディレクター。同じく公表されているプロフィールによると1989年12月22生まれ。グラフィックデザイナー、ストーリーテラー、デジタルメディアの領域で美学を探求するイノベーター。ビジュアルアートの学士とコミュニケーションデザインの修士を取得。日本語と中国語が堪能。ビジュアルコミュニケーション、UX/UI、モーショングラフィックス、映画制作、ファッションの領域をオーバーラップさせた作品を制作する。彼女の作品は、女性たちに自分自身の中にある美しさを感じさせることを意図し、バーチャル世界における永遠の美へを探求する。魔法とファンタジーを信じ、いつか自身も人形になることを夢見る。

 HDMIは、彼らがクリエイティブとテクニカルディレクションを担当したピーチジョン「ドリームブラ」のウェブコンテンツ「Bra Lab」で、定量化出来ないもの、客観的に捉えられないものをテクノロジーの力を借りてデータ化する、という視点から演出を構成した。「『デザイン』と『機能性』は、どちらも女の子の味方をする上で欠かせない要素で、映像もその両立を大切にしました。心がけたのは、実験結果にウソはつかないこと。可愛く、しかし正しく、データを伝えること」。

 ソフトバンクが9月20日に開催した「Pepper Tech Festival」のオープニングでは、ソフトバンクのロボット「Pepper」のハードとソフトを活用したステージを展開した。HDMIは、ハードウェアの魅力だけではなく、センサーの値に着目したという。「表面的なフォルムの美しさだけではなく、抽象的なもの、普段体験することのできない、目に見えない世界への美を感じ取ってもらえればいいなと思います」とコメント。

PEACH JOHN ドリームブラ
《高木啓》
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