「経営者の終活」……日弁連が中小・零細企業向け相談会を実施
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“隠れ倒産”増加……日弁連、中小企業向けに全国52か所で無料法律相談会
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中小企業の倒産傾向、7か月連続のマイナス
中小・零細企業の“隠れ倒産”の主因のひとつである事業承継問題は、経営者の高齢化もあり「深刻」といわれている。
「都内のオーナー企業のうち、4社に3社は後継者が不在」「2013年度の日本の中小企業などの倒産件数が5年連続減少しているのに対し、休廃業・解散といった隠れ倒産は年々増加傾向、過去10年で最多」(日弁連)という状況を鑑み、同イベントでは若手からベテランまでの弁護士が、親族内承継、従業員への承継、社外M&Aの事例を踏まえた解決手段などを、法的視点からアドバイスした。
また同イベントでは、各分野に精通した弁護士による無料セミナーも実施。「事業の引継」(堂野達之氏)、「効果的な債権回収の手段」(関口慶太氏)、「セクハラ・パワハラ対策」(本井克樹氏)、「退職勧奨」(近藤圭介氏)など、昨今の中小企業の経営者が悩んでいるテーマについて来場者に解説した。
日弁連は、「苦労の絶えない経営者」の語呂に合わせ、9月6日(くろう=9・6)の同イベント開催を皮切りに、約10日間かけ、全国45都道府県52か所の会場で同様の無料相談会を実施。中小企業経営者が弁護士と面談予約できる専用ダイヤル「ひまわりほっとダイヤル」も設け、「中小企業経営者の相談を気軽に受け付ける体制づくりに努めたい」としている。