【KDDI決算発表】ドコモの料金プランは本当に評価されているのか?……田中社長の一問一答 | RBB TODAY

【KDDI決算発表】ドコモの料金プランは本当に評価されているのか?……田中社長の一問一答

ブロードバンド 回線・サービス

KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏
  • KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏
  • セグメント別業績:パーソナル・バリュー
  • セグメント別業績:ビジネス・グローバル
  • KPI
 30日、KDDIの決算発表は増収増益、2桁成長という非常に好調な結果となり、田中社長は質疑応答やぶら下がり取材にも、終始余裕の受け答えだった。他者動向や対抗策などについて、「様子をみている」などとどちらかというと静観しているような回答が多く、あえて勝負しなくてもよいという雰囲気さえあった。

 しかし、ぶら下がりの一問一答では、要所要所で明言を避けつつ含みのある発言もされていた。好調な業績を背景にさまざまなプランを考えテストしながら、新料金、VoLTE、LTE-Advancedなどベストなタイミングを見計らっているようだ。

--- ドコモは夏にVoLTEのサービスを開始するといっています。auではなぜ夏のサービス開始をアナウンスしないのですか。

田中氏:夏はいろいろな発表が多いので。現在トライアルはやっていますよ。

--- VoLTEにはどのようなメリットを感じていますか。またサービスを実施する場合、ドコモとの差別化ポイントはありますか。

田中氏:VoLTEnoのメリットは音質がよくなること。あとは料金プランはやろうと思えば徹底的に(安く)できることですかね。ドコモとの差別化は、CSフォールバックなしで実現したいですね。音質や料金よりもVoLTEの本質はデータ連携だと思っています。本命はそっちじゃないですか。

--- ドコモは「かけホーダイ」で中小企業など法人への訴求をアピールしていますが。

田中氏:(音声定額は)ユーザーがよく理解できていないのではないかと思っています。定額が評価されていることは理解していますが、料金だけならVoLTEでなくてもよいはずです。うちは、そういった反応をみながらもっとよく検討しようという状態です。

--- L2での回線サービスも始めていますね。

田中氏:考え方として3Gは終焉に近づいているのではないかという認識があります。LTEでできていないところをどうするかが、割とトッププライオリティのKPIになっています。

--- ドコモが225Mbpsのサービスを年度内とアナウンスしています。auでは150Mbps以上のサービスについて計画はありますか。

田中氏:チップの開発動向などを見ると、来春くらいに実際のサービスが始まるというのが見えてくると思いますが、当然そのような動きは考えています(笑)。うちはまずLTE環境を整備してキャリアアグリゲーションの展開を始めました。次の展開も考えていますが、詳しくは近々発表しますので楽しみにしておいてください。

--- 海外戦略について教えてください。ミャンマーなどで積極的な展開をかけていますが、どういった戦略を考えていますか。

田中氏:ミャンマーでは独占交渉権を得ています。ミャンマーは電話の普及率が10%台のアーリーステージです。まずインフラを整備して、アッパーレイヤのサービスを構築していきたいと思っています。まずはインフラですね。

--- 設備投資はどのあたりに注力しますか。

田中氏:LTEのエリアをとにかく広げることです。それと基地局のキャパシティを広げることです。中央の設備は全体の中でそれほど大きくありません。基地局には莫大な投資をしてもカバー率への影響はなかなか大きくできませんが、ここへの投資は欠かせません。800MHzを増やしますが、他の周波数帯も同様に強化していきます。
《中尾真二》

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