スポーツカー+ワゴンという発想……スバル『レヴォーグ』に試乗 5月発売予定 | RBB TODAY

スポーツカー+ワゴンという発想……スバル『レヴォーグ』に試乗 5月発売予定

エンタメ その他

スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
  • スバル『レヴォーグ』
 富士重工業(スバル)が、国内専用モデルとして5月に発売予定の『LEVORG』(レヴォーグ)。現行の『インプレッサ』と『レガシィ』との間に位置づけされる同車には、スバルの新時代を予感させる“攻めの姿勢”が全方位に備わっている。

 「25年目のフルモデルチェンジ」と同社がうたうレヴォーグは、海外市場へ向けてサイズを拡大し続けてきたレガシィのひとつ下に位置し、「レガシィのインパクトを超えるスバルの主力車種として成長させていく」(同社)という想いが込められている。

 サイズは、全長・全高がひと世代前の4代目レガシィに近い4690mm・1485mm。全幅が現行レガシィに等しく1780mm。「車幅は、横面の凹凸を使いながらボリュームと色気を出すため、余裕を持たせた」と同社プロジェクトゼネラルマネージャーの熊谷泰典氏は話していた。

 エンジンは、1.6L・DOHC直噴ターボ(DIT)と2.0L・DOHC直噴ターボの2種類。特筆すべきは、国内専用モデルのレヴォーグのために新開発された1.6Lで、ターボ付きながらレギュラーガソリン仕様となっている点だ。

 「このイチロク(1.6L)は、レギュラー仕様で17.4km/Lという低燃費性が最大のウリ。これにスバル独自のAWD(電子制御4輪駆動)が組み合わさり、ハイオク車なみの加速と俊敏な走りが体感できる。ワンタンク(60L)で疲れることなく1000kmという長い道のりを快適に走れるクルマだ」(熊谷氏)

 2月下旬にツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で開催されたプロトタイプ試乗会では、しっかりと地面をとらえて走る・曲がる・止まるの基本動作を容易くこなし、さらに路面の状況にとらわれない直進安定性や、正確なハンドリング性能を実感する回頭性が確かめられた。これは1.6Lも2.0Lも差はなく、まぎれもなく「高次元の走行性能」といえる。

 レヴォーグの「走りの楽しみ」と「走行安定性」を(一瞬にして)実感させられたのは、2.0Lのサーキットコース試乗中のことだった。「怖気づくことなく思いっきりアクセルを踏んでみて」というスタッフの声を信じ、(自分の“低レベルな腕”を忘れてしまい)左カーブ入り口で速度を落とさず進入。カーブ外側の縁石を乗り越えてダート側に右前後輪をとられてしまった。ダダダダ…という音とともに右側に砂ぼこりが上がった直後、左→右とハンドルを操作し、コース上に難なく復帰できた。

 後続を走っていた他媒体のドライバーは、「後ろから見ていて、その素早いリカバリに驚いた」ともらしていた。危険回避性能を高めた「アクティブ・トルク・ベクタリング」機能(全車装備)のおかげか、右の前後輪がダートにはまり、左がアスファルトという状況下でも、大きくコースアウトすることなくリカバリできたのは印象的だ。

 スラローム走行でも、ロールを抑え、ピタッと路面に吸い付くようにコーナリングを繰り返す。インプレッサのプラットフォームをベースとし、補強などを施した結果、「ねじれ剛性は1.4倍までアップした」と同社は話していた。

 レヴォーグから降りても、えもいわれぬ興奮状態が治まらなかった。余談だが、20年以上前に発売された国産ミッドシップ車(MT)に乗る筆者としては「いまの日本車にもこんなに楽しいクルマが」と久々に実感した瞬間だった。

 走りについては、圧倒的なパワーと安定性を兼ね備えた2.0Lの“興奮度”を優先するのもいいし、燃費と機敏な走りを両立させる1.6の“軽快さ”をとるのもいいと思った次第。販売店では、両グレードを試乗してみて悩むところだろう。

 また、スバル独自の安全としてユーザーに定評のある「アイサイト」も、このレヴォーグ搭載モデルで大幅に進化した。人の目のように、2つの視点(ステレオカメラ)で前方を監視し、衝突回避や被害軽減を目指すプリクラッシュブレーキは、従来の最大30km/hから、最大約50km/h以内に向上。さらに、視野角も約40%広げたことで、横断歩道者などの認識もより早い段階で行える。

 さらに、このレヴォーグでは運転支援システムで新機能が加わった。「アクティブレーンキープ」「AT誤後進抑制制御」などだ。アクティブレーンキープは、全車速追従機能付クルーズコントロールをセットし、約65km/h以上で走る状況で、車線内中央を維持するようにステアリング操作をアシストしてくれる。

 AT誤後進抑制制御は、従来の発進に加え、後進(バック)への対応を実現。Rレンジでアクセルの急な踏み込みを検知すると、警告音・表示を促し、エンジンの出力を抑えてゆっくりと後進させてくれるのだ。

 スポーツカーとワゴンとを融合させた、スバル新時代を想わせるレヴォーグ。価格は266万~356万円で、同社・熊谷氏は「1.6Lは400万円台の欧州車と、2.0Lは500万円台の欧州車と勝負できるほどの質感に仕上げた。走りも室内空間も、すべてにおいて新しい。販売店でぜひこのクルマに触れて、欧州車に負けないクオリティを体感してほしい」と話していた。

 3月から、全国スバル販売店にてレヴォーグの実車が展示されている。同月31日までに店頭で購入予約した人に対し、専用アプリ「LEVORG MAG」搭載最新タブレットのプレゼントと、5万円キャッシュバックの特典が付く「LEVORG先行予約特典キャンペーン」も実施中だ。
《大野雅人》

関連ニュース

特集

page top