【MWC 2014 Vol.58(動画)】新たなO2Oプラットフォーム構築の可能性!新技術「LTE Direct」のデモ | RBB TODAY

【MWC 2014 Vol.58(動画)】新たなO2Oプラットフォーム構築の可能性!新技術「LTE Direct」のデモ

ブロードバンド 回線・サービス

「LTE Direct」のデモ。Wi-Fi Directの比較を示した
  • 「LTE Direct」のデモ。Wi-Fi Directの比較を示した
  • 近くにある自分の好みの店から広告が。近くにいる友人もピックアップされる
  • 「LTE Direct」のデモコーナー
  • 今までにないO2Oサービスのプラットフォームになりえるかもしれない
  • クアルコムブース
 MWC 2014のクアルコムブースにおいて、新技術「LTE Direct」のデモが実施されていた。

 「LTE Direct」は、500メートル以内の範囲で、数千個のLTEデバイス同士の情報のやりとりを可能とする技術。消費電力の少なさ、カバレッジの広さ、通信事業者のコントロールのしやすさ、などの利点から、従来のWi-Fi DirectやBluetooth通信に代わる技術として期待できるという。クアルコムとドイツテレコム社は25日(スペイン時間)、世界初となる通信事業者による「LTE Direct」のトライアルを、ドイツで共同実施することを発表している。

 ブースでは、LTE DirectとWi-Fi Directを比較したものを画面上に出して説明。500mの範囲内で、LTE Directは端末同士が通信し合ってお互いを見つけることができ、その数は約2000台。一方WI-Fi Directでは範囲が限られるため、ディスカバーできる端末は数10台にとどまるというもの。端末のディスカバーにかかる時間もLTE Directの方が何倍も短く、そのため消費電力が少なく、周波数のリソースも効率よく利用できるとした。

 O2Oサービスを意識したデモも実施。6台のスマートフォンを置き、そのうち3台を人が持っている端末、残り3台をその近くにあるお店と想定。LTE DirectとSNSのようなアプリを組み合わせることで、前者の3台には友人のリストと、その中で今近くにいる人がピックアップされて表示される。また、あらかじめ自分の好みを設定しておけば、近くに好みのお店があった場合にそこからの広告を表示させることもできる。自分の好みだけでなく、近くにいる友人の好みの情報も表示することで、「じゃあ、これから合流してあのお店に行こうか」といったコミュニケーションが生まれる可能性もある。

 昨今話題を集めているiBeaconのような技術と組み合わせれば、500mといった広いレンジでのディスカバーにLTE Directを利用し、そこからお店等に誘導した後にもう一段階のプッシュ通知をiBeaconで行うなどの活用方法も考えられる。

 クアルコムでは、今後フィールドテストを進め、O2O事業者などとも協業し、商用化を検討していくとのこと。LTE Directは、クアルコムのチップセットにその機能を載せることになるが、運用は通信事業者の管理下に置かれ、どれくらいの周波数リソースを割いてディスカバーを行うか、どんなタイミングで行うか、など事業者がコントロールできる、新しいO2Oのプラットフォームとして利用されていくことを想定しているという。


《白石 雄太》

関連ニュース

特集

page top