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裏側が進化…吸引力5倍、iRobot「ルンバ800シリーズ」登場

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ルンバ880
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  • ルンバ870
  • 新製品発表会に出席したiRobot社CEO コリン・アングル氏
  • ルンバ800の魅力を紹介するアングル氏
  • ルンバ800の魅力を紹介するアングル氏
  • 新開発のローラー「AeroForce(エアロフォース)エクストラクター」を搭載
  • ブラシで掻き出すのではなく、ゴム製のローラーで誇りや汚れを叩き出す仕組みを採用
  • 大きく進化を遂げたルンバの本体裏側
 これらの特徴を総称した「AeroForceクリーニングシステム」が搭載されたことで、「従来機種よりも清掃性能が最大50%向上したことが大きなメリット」とアングル氏はアピールした。

 2機種ともに700/600シリーズから採用する人工知能「iAdapt」を搭載。本体に搭載する数十のセンサーを駆使して、部屋の形状や汚れ具合、家具などの障害物など使用環境に柔軟に対応しながら、スマートに室内をクリーニングする。

 ダスト陽気には0.3μmサイズの微細なゴミを90%以上除去するダストカットフィルターを搭載。排気も少なく抑えながら、清掃中にもゴミを巻き上げない仕様とした。充電器とACアダプターを一体化して、充電時のスペースファクターもアップ。メタルコーティングのボタンやホワイトLEDディスプレイなど、デザインにも高級感を持たせている。

■ロボット掃除機が世界各地域で好調/日本市場は「最も重要」

 日本での新製品発表に合わせて来日したiRobot社CEOのアングル氏は、日本市場の位置づけについて「日本市場に進出してはや10年が経つが、家の中をきれいに保つ習慣、ハイテクで高機能な製品を求めるマインドを持つ日本人の皆さんから評価を受けて、ルンバはここまで成長を遂げることができた。800シリーズの"3つの特徴”も日本市場からのフィードバックを受けて実現できたもの。当社製品の企画開発に大きなヒントを与えてくれる先進的な市場で、最も重要視している」とした。

 アングル氏はいまホームロボット市場が大きく成長していることについても言及。「年間成長率は20~30%にも達する勢いで伸びつつけている。24年前にiRobot社が設立された当時、ロボット掃除機は夢のプロダクトだった。いまやスペインではルンバが市場で最も売れている掃除機であり、従来型の掃除機に並んで、日本では第3位、世界では5位のシェアを獲得している。ロボット掃除機が世界の家庭にとって憧れのプロダクトになっている」(アングル氏)

 今後のiRobot社の展開について、アングル氏は「家庭用ロボットは掃除機以外にも広がりつつあり、家のメンテナンスは全てロボットに任せられるようにロボットを進化させることが私の目標。これから何年もかかるかもしれないが、ぜひ実現したい」とスピーチを締めくくった。

 続いて iRobot日本総代理店のセールス・オンデマンド、代表取締役社長室崎肇氏(※)が登壇。今後のルンバのマーケティング戦略について、「国内の掃除機市場は2台目、3台目への買い増し需要が伸びている。これを牽引しているのがスティック型掃除機や、ルンバのようなロボット掃除機。ルンバについては2013年10月に国内累計出荷台数が100万台を突破し、金額ベースの市場シェアは約65%を獲得している。今後はこれまでにも注力してきた共働き世代や小さい子供のいる家庭に加えて、商品の情報を積極的に収集しながら、魅力的な家電機器を購入しているアクティブで多趣味なシニア層にも、生活をより豊かなものに変える製品としてルンバを訴求していく」と語った。

※「崎」は、正しくは旁の上が「立」。
《山本 敦》
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