日本の大手出版社サイトから、悪質なコード発見……シマンテック | RBB TODAY
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日本の大手出版社サイトから、悪質なコード発見……シマンテック

ブロードバンド セキュリティ
出版社のサイトで確認された悪質な iframe
  • 出版社のサイトで確認された悪質な iframe
  • 攻撃のシナリオ
 シマンテックは1月15日、日本の出版社のWebサイトに、外部の不正なWebサイトに誘導するiframeコードが埋め込まれていたことを公表した。この出版社は、“書籍や雑誌、漫画、映画から、ゲームまで取り扱っている大手”だとされている。

 同社が確認した範囲内では、この出版社のサイト上で、少なくとも3つのファイルが感染しており、悪用ツールキット「Gongda」がホストされている外部サイトに誘導を行っていた。この悪質なiframeは、ホームページにも仕掛けられていた。

 シマンテックの遠隔測定によると、最初の被害者がサイトにアクセスしたのは、太平洋標準時2014年1月5日の22:00(日本標準時2014年1月6日15:00)頃で、このセキュリティ問題が修正されたのは、太平洋標準時1月8日遅く(日本標準時1月9日夕方以降)だという。

 悪用ツールキットが脆弱性の悪用に成功すると、Infostealer.Torpplarがダウンロードされ、特定の日本語のWebサイトがウィンドウに表示されているかどうかを監視する。オンラインバンキングサイト、オンラインショッピングサイト、Webメールサイト、ゲーム/動画Webサイト、クレジットカードサイトといった、金銭を詐取できそうなサイトが対象となっていたとのこと。
《冨岡晶》
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