ヤフー、「さわれる検索」の3Dデータとアプリケーションをオープン化 | RBB TODAY
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ヤフー、「さわれる検索」の3Dデータとアプリケーションをオープン化

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生徒たちによる活用の様子
  • 生徒たちによる活用の様子
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  • 「さわれる検索」アプリケーションの概要
 ヤフーは11月1日、「さわれる検索」プロジェクトの活動報告と今後の展開について発表した。3Dデータとアプリケーションをオープン化する。なお、11月1日は「点字の日」だ。

 「さわれる検索」は、情報を「さわる」ことに主眼を置いたコンセプトモデル。3Dデータベースと3Dプリンタを融合させることにより、音声入力によって認識されたキーワードを3Dプリンタからの出力によって実際の「立体物」を生成し、アウトプットする。「さわれる検索」マシンには、MakerBot社の3Dプリンタ(Replicator2)が使用されている。

 プロジェクトは、9月20日から10月31日まで、筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)で実施され、視覚障害を持つ生徒たちが90個以上の「さわれる」を体験した。また、法人・個人を問わず世界中から投稿・蓄積されたデータを中心に、約240個の3Dデータが「さわれる検索」マシンから検索可能となった。

 今回のプロジェクトで作成したヤフーが権利を持つ3Dデータ140点について、MakerBot社の運営する3Dデータ共有コミュニティサイト「Thingiverse」にアップロードし無料公開する。11月中旬以降、順次アップロードを開始する。また「さわれる検索」アプリケーション(音声入力から3D出力までの自動化)はオープンソース化され、ソースコード共有コミュニティサイトGitHubにて、12月上旬を目途に公開される予定。

 なお、「さわれる検索」マシンは筑波大学に寄贈された。年度内は塙保己一(はなわ ほきいち)学園、横浜市立盲特別支援学校の2校への貸し出しを予定している。また、MakerBot社は、「Replicator2」を日本の盲学校に寄贈する予定。
《冨岡晶》
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