“空気を買う時代”がもうすぐ到来!?…トレンド予測レポート 2ページ目 | RBB TODAY
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“空気を買う時代”がもうすぐ到来!?…トレンド予測レポート

エンタメ 調査
空気中の有害物質に関する話題
  • 空気中の有害物質に関する話題
  • 家庭における空気清浄機の有無
  • 空気清浄機の「集塵、除菌」機能により取り除きたいもの
  • 空気清浄機の「脱臭」機能により取り除きたいもの
  • お金を払ってでも、空気のキレイな場所に行きたい
  • 注意喚起のための暫定的な指針
  • 神原サリー

●最近話題になっている問題と気になる問題

 「最近、話題になっていると思う問題」を聞くと、「中国の大気汚染」と「PM2.5」の2つ問題が僅差で並んだ。「空気中の有害物質に関する話題の内、その影響が気になる問題」について聞いたところ、最も多くの人が選んだのは「PM2.5」だった。続く4つの問題:「中国の大気汚染」、「花粉症」、「インフルエンザなどのウイルス」、「タバコの副流煙」を選んだ人も、いずれも7割以上いる。

 生活者の問題意識は、空気中の有害物質全般に向けられている。これから空気が乾燥していく季節で、影響が出やすい問題も変化する。それにともない話題になりやすい問題も変わっていくだろう。「インフルエンザなどのウイルス」といった話題が注目を集めていくと予想される。

●空気清浄機の所有に関する調査

 空気中の有害物質への対策として活用されるのが「空気清浄機」だ。家庭における空気清浄機の所有率は過半数を占めた。空気清浄機を持っていない家庭でも、22%は「購入の意向がある」と回答した。

 空気清浄機の「購入のきっかけ」について多かった回答(自由回答)は、「花粉症がひどいため」といった回答。空気清浄機については、PM2.5、ハウスダスト、新型ウイルス、インフルエンザなど、具体的な悩みの解決策として購入する人が多い。「子供が生まれたから」、「子供の喘息がきっかけ」という、子供のための購入も多い。

 「空気清浄機において、重要だと思う機能は何ですか?」をたずねたところ、「集塵、除菌」(82%)、「脱臭」(66%)という中心的な2つの機能に加え、36%の人は、「加湿」機能を求めている。空気清浄機の「集塵、除菌」機能により取り除きたいものとしては、「ホコリ」、「カビ」、「ウイルス」が上位3項目。「脱臭」機能により取り除きたいものとして多かったのは、「生ゴミ臭」、「料理臭」、「タバコ臭」だった。

●お金を払ってでも、空気のキレイな場所に行きたい

 生活者は“キレイな空気”に対して、どういった価値を感じているのか。まず「今までに空気がキレイだと感じた場所はありますか?」と聞いたところ、「ある」と答えた人はおよそ7割。

 「ある」と答えた人に、その「空気がキレイだと感じた場所はどんなところですか?」(自由回答)とたずねると、多くの人が自然に囲まれた土地を答えた。具体的な地名を答える人も多く、「屋久島」、「立山」、「北海道の美瑛」など。特徴的だったのは、「森の中や、清流の脇のマイナスイオンを感じる環境」、「山と滝と川など、イオン効果がたくさんありそうな場所」といったように、生活者は“イオン”、“マイナスイオン”といったワードに空気のキレイさを感じるようだ。

 こうした結果を受け、「お金を払ってでも、空気のキレイな場所に行きたいと思いますか?」とたずねると、「はい」は7割にのぼった。キレイな空気に対して、お金を払うことへの抵抗は小さいと言えそうだ。

《高木啓》
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