【新連載・浅羽としやのICT徒然】SDNの基礎の基礎(前編) | RBB TODAY
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【新連載・浅羽としやのICT徒然】SDNの基礎の基礎(前編)

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
先日開催されたInterop Tokyo 2013でもSDNは注目されていた技術
  • 先日開催されたInterop Tokyo 2013でもSDNは注目されていた技術
  • SDN Showcaseが設けられていた。
 1年半ほど前からSDN(Software Defined Networking)という言葉が流行っています。ネットワーク分野では久々の新技術ということで業界も盛り上がり始めています。ただイマイチどんなことができるようになるのか、エンドユーザから見たメリットが解りにくいように思います。そこで、今回はこの「SDN」について、基本を掘り下げて考えてみることにしましょう。

 SDNは、そのまま訳すと「ソフトウェア定義によるネットワーク構築」となります。しかしこれでは、いまひとつどういうネットワーク構築ができるようになるのかがピンと来ません。そこで「ソフトなネットワーク構築」とか「ソフトでネットワークする」などと、少し言い換えて考えてみるとどうでしょう。こちらの方が言葉としては親しみやすくはなりますが、それでもまだ「ソフトなネットワーク」や「ソフトでネットワークする」が、一体どんなモノやコトを指しているのかがイメージしにくいでしょうか。

 では、その対立概念と思われる「ハードなネットワーク構築」や「ハードでネットワークする」ではどうでしょうか?こちらであれば身の回りにもいくつかそういうモノが見つかりますので類推しやすいかもしれません。例えば、電気、ガス、水道のネットワークなどは地中に水道管やガス管や、空中に送電線等を張り巡らしていますから、かなりハードなネットワークの感じがします。道路や鉄道も、舗装工事をして道を作ったり、線路を張り巡らせたり駅を作ったりしますから、ハードでネットワークしていますね。つまり、電線や土管やアスファルトや線路のように、目に見える固いもので、固定的に作られているのが「ハードなネットワーク」ということになりそうです。これらのハードなネットワークは、ネットワークインフラと呼ばれることもあります。
《RBB TODAY》
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