勝利へのターン、興味へのスタート……ボートレース入門番組 | RBB TODAY

勝利へのターン、興味へのスタート……ボートレース入門番組

 「レースとはマシンの性能ではなく、感情を持つ人間同士がぶつかるドラマである」というのはF1を例に出すまでもなく、誰の目にも明らかなことだが、同じ匂いを持つ競技が毎日のように行われている。6人のレーサーと6艇のボートが競うボートレースだ。

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 「レースとはマシンの性能ではなく、感情を持つ人間同士がぶつかるドラマである」というのはF1を例に出すまでもなく、誰の目にも明らかなことだが、同じ匂いを持つ競技が毎日のように行われている。6人のレーサーと6艇のボートが競うボートレースだ。

 ボートが水面を駆け抜ける疾走感。コーナーを素早くクリアしていくことを狙ったライン取りの巧妙さなど、自動車レースと通じるポイントも多い。単純に見ている分には面白いのだが、問題は「ボートレースをまったく知らない素人にはルールなど、理解できない点も多い」ということだ。

 そんな素人同然の入門者であるとか、ライトなボートレースファンを後押ししているのが、BSフジで日曜の16時からオンエアしている「BOAT RACE ライブ 勝利へのターン」という番組だ。ボートレースを中継するだけでなく、特定のレーサーを掘り下げ、時間を掛けて紹介していくため、個々の名前も覚えやすいし、レーサー自身が持つ哲学みたいなものも垣間見える。まるで一昔前のF1番組を見ているような、あの懐かしい感覚を覚える。

 番組ディレクターの中澤新さんは「ボートレースをそのままオンエアしても誰が誰だかわかりませんが、例えばF1だとドライバーの顔がすっと思い浮かぶじゃないですか。そこで、番組の中ではレーサーの紹介を意識的に多くしています」と説明する。

 ボートレースを取り巻く環境自体も以前とは大きく変わっているようだ。レーサーはベテランから若手まで揃っているが、モデルのようなかわいさのある女子レーサーが増え、ついには写真集まで発刊されるようになったり、イケメンな男子レーサーには女性の追っかけがいたりして、今では「勝率でなく、レーサーの顔で(舟券を)買う」といったことが普通になってきているという。

 実際、篠崎元志というレーサーは超イケメンで女性ファンも多く、「BOAT RACE ライブ 勝利へのターン」に出演した女性ゲストも「私の元志を中心に買う」といった状態。私の元志、という言葉に驚かされる。

 また、女子レーサーにも芦村幸香という「モデルなんじゃないか?」という美貌の持ち主もいるのだが、彼女の前職は実際にファッションモデルだったそうで、そうした異色の経歴をもった人が多いというのも、ボートレースにおける人間ドラマの面白さを加速させている。ライトな層の中にはこの番組でのレーサー紹介を見たことで、「人柄が気に入ったのでこの人を支持する(舟券を買う)」という方も多いそうだ。

 「ボートレースの楽しみ方っていっぱいあるのですが、一般の方には敷居が高いと思われている。知識がない人にでもボートレースを楽しんでもらえるよう、そのお役に立てるような番組にしていくつもりです」と語る中澤さん。

 南明奈さんが出演するCMでも「6艇6色」という言葉が盛んに繰り返されているが、ボートは6艇に乗る6人の人間ドラマ。まずはこの6艇6色を覚えよう。勝利へのターンはそこから始まっている。
《石田真一》

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