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日本HP、避難している福島県被災者に無料パソコン講座を開催

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『NPO法人「育て上げ」ネット』サイト(画像)
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 日本ヒューレット・パッカードは4日、江東区東雲地区に避難している被災者の就職を支援するため、無料パソコン講座を開催することを発表した。避難者の雇用可能性を、ITの力で広げるのが狙い。

 現在、江東区東雲にある公務員宿舎には、被災地から避難している約700世帯が暮らしている。2012年1月より日本HPでは、社員ボランティアグループが中心となり、江東区社会福祉協議会と協力して支援策を検討。そのなかで、避難者の自治組織「東雲の会」より、「未就職者が多数いるものの、支援が行き届いていない。何かいい方法はないか」という相談があったという。これを受け実施したアンケート(配布数:600枚 回収率15.4%)では、回答者の62%が休職中で、うち、90%が「東京で就職」を希望。61%が「地元への帰郷を希望しない」と回答していた。また92%が「パソコンを使ったIT講習があれば参加したい」と回答した。

 そこで、本年7月にキャリア相談会を実施し、10月から無料パソコン講座を日本HP本社で開催する。講座は、ほとんどPC使用経験のない人を対象にした「ここから!パソコン入門」と、ワード・エクセルの基礎(ビジネス文書・資料の作成)を中心にした「1回完結!ワード・エクセル入門」の2種。パソコン講座終了後は、就職希望者向けにキャリアカウンセリング(就活セミナー)を実施する予定。

 申込先は、NPO法人「育て上げ」ネット(TEL:042-527-6051、日・祝日を除く10:00-17:00)まで。他企業として、日本マイクロソフト、リクルート、東京トヨペットが協力するとともに、三菱商事復興支援財団の助成金により、NPO法人「育て上げ」ネットが運営を行う。NPO法人「育て上げ」ネットと日本マイクロソフトが共同実施している就労支援プログラム「東北UP」で培ったノウハウが提供される方針だ。
《冨岡晶》
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