日立、サーバ1台で1,300万通/時メール配信が可能な超高速メッセージング技術を開発 | RBB TODAY

日立、サーバ1台で1,300万通/時メール配信が可能な超高速メッセージング技術を開発

 日立製作所は18日、大量トラフィック処理を実現する超高速メッセージング技術を開発したことを発表した。この技術を携帯電話向けメールシステムに適用したところ、サーバ1台あたり1時間に1,300万通のメール配信性能を実現したという。

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今回開発した技術の概要(メールシステムへの適用例)
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 日立製作所は18日、大量トラフィック処理を実現する超高速メッセージング技術を開発したことを発表した。この技術を携帯電話向けメールシステムに適用したところ、サーバ1台あたり1時間に1,300万通のメール配信性能を実現したという。

 新技術は、インメモリ型の分散「KVS(Key-Value Store)」技術を応用したもので、携帯電話やSNSのメッセージ配信サービス、あるいは、センサ端末から生成される情報といった大量データ処理システムの基盤技術となる。

 従来、メッセージの配信処理を担うメッセージングサーバは、受信したメッセージを一度、「キュー」と呼ばれる格納領域に蓄積してから順次配信処理を行っていた。そのため外部ストレージ(ディスク)へアクセスしなければキューへ情報を蓄積できず、これがさらなる配信性能向上の妨げとなっていた。今回日立では、よりシンプルな構造である「インメモリ型分散KVS技術」を応用することで、内蔵メモリ上だけでキューの機能を実現する技術と、メッセージングサーバがKVSと高速・高信頼の通信方式で連携する技術を開発した。これにより、外部ストレージが不要とした。

 一般的なKVSとは異なりキュー構造型のデータモデルを採用するとともに、キューへのバックアップのための通信を多重化し効率的に処理するインメモリ型分散KVS技術を開発。これにより、高速性と高信頼性を両立したメッセージング処理を実現した。今回開発したKVSは、大規模システムで広く利用されているインメモリ型KVSのmemcachedと比較し、最大2倍の処理性能を達成したとのこと。なお、サーバ1台あたり1時間に1,300万通のメール配信性能は、オープンソースのsendmailの180倍の配信性能であり、従来技術の4倍の配信性能となる。
《冨岡晶》

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