FTTH市場、KDDIが初めてシェア10%を超える……MM総研調べ | RBB TODAY

FTTH市場、KDDIが初めてシェア10%を超える……MM総研調べ

ブロードバンド 回線・サービス

FTTH回線事業者の契約数シェア
  • FTTH回線事業者の契約数シェア
  • ADSL回線事業者の契約数シェア
  • ISP事業者のFTTH契約数シェア
  • 固定系インターネットサービスの接続形態別契約件数推移
  • 固定系インターネットサービスの需要予測
 MM総研は29日、12年3月末時点でのブロードバンド回線事業者の加入件数を調査した結果を発表した。FTTH(光接続サービス)の加入件数は2,226.3万件となり、11年3月末より198.3万件の増加となっている。

 2011年度のFTTHの純増は、地デジ移行にともなう需要が一部であったものの、前年度に比べ約8割と鈍化した。モバイルブロードバンドの普及で固定回線離れも進んでいる。ADSLは669.0万件で11年3月末より152.5万件減少している。

 回線事業者のシェアについて、NTTは、12年3月末の東西合計の加入件数が1,656.4万件となり、シェアは合わせて74.4%。NTT東日本は、12年3月から「にねん割」を開始したほか、マンション向けにも「フレッツ 光ライト」を開始し、今年度中にフレッツ加入件数が1,000万件を超える見込みだ。NTT西日本は11年11月にフレッツの加入件数が700万件を突破。3年間の利用を条件に最大30%を割り引く「光もっと割引」の推進や、「フレッツ光 ライト」の開始(12年1月)、「フレッツ・スポット」の値下げ(12年2月)などを展開している。

 KDDIグループは、12年3月末226.8万件(シェア10.2%)で、11年3月末から36.7万件の増加(シェアは0.8ポイント増加)となり、初めてシェアが10%を超えた。11年度は、エリア拡大と戸建て向け1Gサービス「ギガ得プラン」を展開。12年2月から開始した「auスマートバリュー」でCATV各社やケイ・オプティコムなどと組み、auスマートフォンと固定回線の顧客獲得拡大と世帯ベースでの囲い込みを加速させている

 関西地域を中心に展開するケイ・オプティコムは、順調に契約数を伸ばし12年3月末で129.8万件(シェアは5.8%)となった。実証実験を行っていた宅内サービス「eoスマートリンク」も6月から本格的に開始し、13年3月末にFTTH加入件数143万件をめざす見込みだ。

 なおADSL回線事業者で首位は、ソフトバンクBBのYahoo!BB ADSL。12年3月末のシェアは、ソフトバンクBBが38.9%、2位のイー・アクセスが23.4%となった。ADSLからFTTHなどへのマイグレーションが進み、各社とも大幅な純減傾向が続いている。ISP事業者のFTTHシェアでは、OCNが12年3月末で621.0万件となり引き続き2位以下に大きく差をつけているものの、11年3月末からシェアを1.0ポイント落とした。

 ちなみに、12年3月末時点のブロードバンド(FTTH、ADSL、CATVインターネットの合計)契約者数は3,379万件。回線種別比率ではADSLが19.8%、FTTHが65.9%、CATVが14.3%となり、ADSLが初めて2割を切っている。
《冨岡晶》

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