中高生のファイル共有ソフトの利用、この1年で増加傾向……ACCS調べ | RBB TODAY

中高生のファイル共有ソフトの利用、この1年で増加傾向……ACCS調べ

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は25日、「総務省 2011年度コンテンツの不正流通防止に向けた効率的・効果的なシステムに関する実証実験の請負事業」の一環として実施した、ファイル共有ソフトに関する調査結果を公表した。

ブロードバンド セキュリティ
ファイル共有ソフトの利用状況(中学・高校生)
  • ファイル共有ソフトの利用状況(中学・高校生)
  • ファイル共有ソフトの利用状況(一般消費者)
  • ファイル共有ソフトを利用する目的・理由(中学・高校生)
  • ファイル共有ソフトを利用する目的・理由(一般消費者)
  • ジャンルごとのダウンロード数(中学・高校生者)
  • ジャンルごとのダウンロード数(一般消費者)
  • ファイル共有ソフトでアップロード(共有)した経験の有無(中学・高校生)
  • ファイル共有ソフトでアップロード(共有)した経験の有無(一般消費者)
 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は25日、「総務省 2011年度コンテンツの不正流通防止に向けた効率的・効果的なシステムに関する実証実験の請負事業」の一環として実施した、ファイル共有ソフトに関する調査結果を公表した。

 アンケート調査期間は2011年11月17日~11月30日で、高校生を除く中学卒業以上の年齢の「一般消費者」50,650サンプルおよび「中学生・高校生」5,643サンプルを対象としたインターネットアンケートを実施した。また、2011年11月、2012年3月に、ファイル共有ソフトのクローリング調査を実施した。

 アンケート調査結果では、ファイル共有ソフトの「現在利用者」は一般消費者4.7%、中学生・高校生7.7%となり、2010年にコンテンツ海外流通促進機構(CODA)が実施した同種調査の結果(一般消費者、中学生・高校生とも5.8%)に比べると、一般消費者は減少したものの、中学生・高校生の利用が増加に転じたことが判明した。

 一般消費者が主に利用しているファイル共有ソフトは、上位から「Winny・Winnyp」34.8%、「Cabos」18.1%、「BitComet・BitTorrent・μTorrent」18.0%、「Share」10.7%「Limewire」7.2%、の順。中学生・高校生が主に利用しているファイル共有ソフトは、上位から「Winny・Winnyp」44.2%、「BitComet・BitTorrent・μTorrent」16.2%、「Cabos」12.8%、「Share」6.3%「Limewire」4.8%、の順となった。

 一般消費者がダウンロード経験のあるジャンル別のトップ5は、「日本のテレビ番組」52.5%、「音楽(テレビ番組以外)」41.5%、「映画・劇場用アニメ」26,2%、「アダルト関連」19.0%、「海外のテレビ番組」15.5%。中学生・高校生がダウンロード経験のあるファイルのジャンルの内訳は、「日本のテレビ番組」68.1%、「音楽(テレビ番組以外)」37.0%、「ソフトウェア」11.7%、「マンガ・コミック・書籍・画像」8.8%、「映画・劇場用アニメ」8,5%と、テレビ・音楽が主流ながら、3位以降に年齢による差が見られた。

 他人に対してファイルを公開する「ファイルの共有」は、「現在利用者」の39.8%(一般消費者)、30.8%(中学生・高校生)が経験しているとのこと。ファイル共有ソフトの多くは、特に設定を変更しなければ、ダウンロードしたファイルがそのまま共有(アップロード)され、違法となるが、この仕組みについて「知っていた」と回答した割合は、一般消費者が62.0%、中高生が36.8%、「知らなかった」と回答した割合は、一般消費者が33.5%、中高生が48.4%だった。

 今後の利用意向(現在利用者)については、一般消費者の今後の利用意向は、利用意向が66.0%(「とても利用したい」19.4%、「まあ利用したい」46.6%)、利用したくない意向が9.0%(「利用したくない」3.1%、「あまり利用したくない」5.9%)、中学生・高校生の今後の利用意向は、利用意向が27.0%(「とても利用したい」12.0%、「まあ利用したい」15.0%)、利用したくない意向が31.8%(「利用したくない」20.4%、「あまり利用したくない」11.4%)となっている。
《冨岡晶》

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