IDC Japanは16日、2011年第4四半期（10～12月）と同年間（1～12月）のパソコン市場出荷実績値を発表した。年間出荷台数は前年比減であったものの2010年に続き1,500万台を突破した。 2011年第4四半期のパソコン出荷台数は前年比3.1％減の379万台。内訳として、家庭市場は198万台で前年比3.5％増、ビジネス市場は182万台で同9.4％減であった。ビジネス市場はマイナス成長となったが、これは前年同期のWindows XPの駆け込み需要が大きな要因に考えられ、市場そのものは順調に推移したと見られる。 2011年の年間パソコン出荷台数は前年比3.6％減の1,525万台。内訳として、家庭市場は772万台で前年比4.1％増、ビジネス市場は752万台で同10.4％減であった。 ベンダー別のシェアで見ると、シェア1位のNECと6位のレノボ・ジャパンが2011年7月にNECレノボ・ジャパングループを発足させた影響が大。2011年第4四半期は、NECレノボがシェア24.1％でトップとなり、以下、2位は19.1％の富士通、3位は12.5％の東芝、4位は9.4％のデル、5位は8.8％の日本HPという結果となった。
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