ジャストシステムは12日、法人向けオフィス統合ソフト「JUST Office」において、Microsoft Officeとの互換性を従来より向上させることを発表した。Microsoft Wordと互換性のある新しいワープロソフト「JUST Note」を無償提供する。 「JUST Note」は、Microsoft Wordと互換性があり、読み込み・保存の標準形式としてdoc形式を採用したワープロソフト。docx形式のファイルの読み込み・保存にも対応する。価格は新規1ライセンスにつき7,000円（税別）から。29日より発売開始となる。「JUST Office」のユーザーには無償提供される。 また表計算ソフト「JUST Calc」の互換性も従来より向上させ、Microsoft Officeと同一の和文フォント11書体、欧文フォント26書体を搭載するなどの強化を図った。常用漢字表に対応し、漢字をより正しく表示・印刷できるほか、ODF（Open Document Format）形式のファイルの読み込み、保存にも対応した。 さらに「JUST Office」の新しいラインナップとして、Microsoft Office互換ソフトのみに搭載ソフトウェアを絞り込み、低価格でより導入しやすい「JUST Office [Corporate]」を追加し、業務や予算に合わせて選べる2ラインナップに拡充する。「JUST Office [Corporate]」には、「JUST Calc」のほか、プレゼンテーションソフト「JUST Slide」、「JUST Note」、日本語入力システム「ATOK Pro for Windows」が含まれる。価格は新規1ライセンスにつき18,000円（税別）からで、29日より発売開始となる。 なお従来の「JUST Office」は、「JUST Office [Standard]」に名称変更される。「JUST Office [Standard]」には、「JUST InkCutter」「JUST AppDesk」が含まれ、オフィス互換ソフトにPDF作成・編集ソフトを含めて一括導入できる管理者ツールを利用できる。価格は新規1ライセンスにつき21,000円（税別）からで、29日より発売開始となる。
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