IBM、世界共通パブリック・クラウド「Smart Business Cloud」の機能を拡張 | RBB TODAY
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IBM、世界共通パブリック・クラウド「Smart Business Cloud」の機能を拡張

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
プライベート・イメージのインポートとデータセンター間のコピー
  • プライベート・イメージのインポートとデータセンター間のコピー
  • 複数VPN/VLANのサポート
 日本IBMは29日、グローバルで統合化された企業向けパブリック・クラウド・サービス「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」の機能を拡張し、「R2.0」とすることを発表した。

 「IBM Smart Business Cloud - Enterprise」は、全世界6か所(米国2か所、カナダ、ドイツ、日本、シンガポール)のIBMデータセンターを連携・統合し、世界中どこからでも同じパブリック・クラウド・サービスを、従量制課金で利用できるInfrastructure as a Service(IaaS)。今回の「R2.0」への拡張では、プライベート・イメージの可搬性向上、永続ストレージの接続性向上、複数VPN/VLANのサポート、セキュリティーの強化、Generic VMの追加、提供エリアの拡大といった機能が追加される。

 R2.0では、ファイアーウォール専用の仮想サーバのイメージを提供。通信パケットのフィルタリング機能や、外部からの通信をしかるべき内部の機器へ転送するポートフォワーディング機能など、ファイアーウォールとして必要な機能を備えた仮想マシンを簡単に構築できるようになる。またユーザが独自にカスタマイズした仮想マシン・イメージを、拠点をまたがって移動できるようになった。基本ソフトも含めた仮想マシン・イメージを作成し、クラウド・データ・センターへアップロードすることも可能。さらに仮想サーバが稼働したままの状態で、ストレージを切り離し、他の仮想サーバへ接続することも可能となった。

 従来、「基本ソフトを含んで1時間10円」からの料金で提供されていたが、今回、「基本ソフトを含まず1時間7円」からの新たな料金体系を提供する。またサイズの上限も従来に比べ5倍となる10TBに拡張される。新機能の提供および基本ソフトを含まない料金体系は、12月5日から開始する予定。
《冨岡晶》
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