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DNP×ダイドー×日テレ、「デジタルサイネージ一体型飲料自販機」を使った緊急情報配信の実験開始

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デジタルサイネージ一体型飲料自販機
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 大日本印刷(DNP)は18日、地上デジタル放送(地デジ)とインターネット回線を併用して、飲料用自動販売機に搭載したデジタルサイネージから緊急情報を配信する実証実験を開始したことを発表した。

 DNPとダイドードリンコ、日本テレビ放送網は、共同で、地デジとインターネットの双方に対応した「デジタルサイネージ一体型飲料自販機」を、業界で初めて6月に開発。今回、この機器と情報配信システムの本格運用に向けた実証的な確認を行う。10月25日~来年2月末の期間、産業技術大学院大学にこのデジタルサイネージ一体型自販機を設置して、各種実験を実施するという。

 具体的には、ニュース、天気予報、各種注意報・警報、地震速報、津波速報、電車運行情報などの地デジコンテンツ、大学内情報、ダイドードリンコの商品広告などのインターネットコンテンツなどの情報を配信し、機器の稼働状況などを行う。レーザーセンサーで、当機器設置前後における利用者の動線を調査。情報配信時と配信していないときの、それぞれの利用者の滞留時間や飲料の売上状況の変化などを検証する。そのほか、飲料自販機を情報メディアとして利用した場合の有用性やコンテンツへの注目度などの調査を行うとのこと。

 3社は、災害時の緊急情報配信手段として、すでに屋内外に多数設置されている飲料自販機に着目。一部の飲料自販機には非常用バッテリーが搭載されており、停電時でも一定時間運転を継続できるほか、比較的人通りの多い場所に設置されている。そのため、自販機に、地上デジタル用アンテナと情報表示用ディスプレーを設置することにより、機器の投資負担を軽減しつつ、情報の配信手段を確立できるのが利点だとしている。
《冨岡晶》
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