富士通、次世代サーバの試作に成功……世高性能と柔軟性を同時実現する新設計
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従来のデータセンターは、Webサービスなどには適しているが、高いI/O性能が必要とされるデータベースや、サーバのローカルディスクを活用する大規模データ処理などには、要求性能を満たすことが難しかった。新サーバでは、ICTインフラを構成するCPUやハードディスクなどのハードウェア部品をプール化し、それらの資源を高速インターコネクトで接続して組み合わせた、“資源プール化アーキテクチャー”を採用した。これにより、ローカルディスクを備えたサーバとしても、ストレージ機能を搭載したシステムとしても構成可能な、次世代サーバの試作に世界で初めて成功した。
新サーバは、「プール管理機構」「プールから切り出したサーバ上に、ストレージ機能を提供するミドルウェア」「ディスクプールを接続する高速インターコネクト技術」を核として構成されている。必要とされる構成のサーバをオンデマンドで構築でき、プール管理機構によって構築したサーバ上に、HDD管理とデータ管理とを行うミドルウェアを構成することで、ストレージ機能を提供する。また、多数のHDDを集積したディスクプールは、6Gbpsの高速インターコネクト「ディスクエリアネットワーク」によりCPUのプールに接続され、他のCPUからの性能面の影響を受けない。
従来のWebサービスに適した一般的なシステム構成と比較して、ベンチマークで約4倍のI/Oスループット向上と、実アプリケーション実行時に約40%の性能向上を達成したとのこと。本技術では、さまざまなクラウドサービスを柔軟に収容するICTインフラの構築が可能となる見込み。今後は、機能や性能の検証をすすめ、2013年度の実用化を目指す。

 
    


 
         
         
         
         
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
          