KDDI研、様々なOSに簡単に対応できるクラウド構築基盤の研究開発に成功 | RBB TODAY
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KDDI研、様々なOSに簡単に対応できるクラウド構築基盤の研究開発に成功

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
従来技術と本技術の違い
  • 従来技術と本技術の違い
  • クラウド構築基盤の機能要素と動作概要
 KDDI研究所は24日、WindowsやLinuxだけでなく、Solaris for SPARCなど、異なるOSが混在するクラウド環境を柔軟に作り出せるクラウド構築基盤の実現に成功したことを公表した。

 従来の多くのIaaSで対応可能なOSは、Windowsや一部のLinux系OSに限られていたため、多くの企業が利用しているSolaris for SPARC、HP-UX、z/OSなどのOSで動いていたITシステムは、クラウド環境に移行することが困難な場合が多かった。また、OSごとに必要なハイパーバイザ(サーバ仮想化ソフトウェア)が異なるため、さまざまなOSで構成されたITシステムをすべてクラウド環境に移行するためには、複数のハイパーバイザを使いこなす必要があった。

 今回研究開発されたクラウド構築基盤では、IaaS事業者はハイパーバイザの違いを利用者に意識させずに、異なるOSの仮想マシンが混在したクラウド環境を作り出すサービスを提供できる。これにより、利用者は仮想マシンのOSを指定するだけで、適したクラウド環境を即座に作ることができるという。本技術では、仮想マシンのOSとハイパーバイザの組み合わせ、および、ハイパーバイザと物理サーバの組み合わせを関連付けて管理し、仮想マシンのOSが選択されると、クラウド構築基盤は適切な物理サーバを自動的に選択する。また、ハイパーバイザごとの制御ドライバをモジュール化して、適切なドライバをクラウド構築基盤へ動的にインストールすることで、新しいハイパーバイザの追加などにも柔軟に対応可能とした
《冨岡晶》
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