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2011年のERPなどのEAパッケージ市場は縮小傾向に

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国内ERP/SCM/CRM/BIパッケージ市場 前回の売上額予測との比較
  • 国内ERP/SCM/CRM/BIパッケージ市場 前回の売上額予測との比較
  • IDCジャパン
 IDCジャパンは18日、ERPやSCM、CRMなどのEnterprise Applications(EA)パッケージとBIツールの各パッケージ市場について、2010年の実績と2011年~2015年の予測を発表した。

 2010年の国内ERP/SCM/CRM/BIパッケージ市場規模は、2,945億8,000万円(前年比2.3%増)だった。情報分析ニーズの高まりから、BIパッケージが前年比成長率6.1%と大きく成長する一方で、円高に苦しむ製造業の投資回復が遅れたことから、SCMパッケージがマイナス0.1%となった。またCRMパッケージは、顧客情報管理の見直しや営業支援システムの必要性に対する需要から、前年比3.2%増だった。

 また同社は、ERP/SCM/CRM/BIパッケージ市場の2010年~2015年の年平均成長率を、2.2%で推移すると予測している。2011年は東日本大震災の影響により市場規模が縮小するという。

 同社のソフトウェア&セキュリティ グループマネージャーの赤城知子氏は「東日本大震災の影響を受けて2011年は予想外の市場縮小が予測される。しかし、企業のERP/SCM/CRM/BIパッケージに対する本質的なニーズは、むしろ震災の影響で顕在化している。電力不足が営業の足かせとなる2011年の種まきの成否が2012年以降のベンダー競争力を決定づける」とコメントしている。
《RBB TODAY》
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