楽天、電子書籍ストア「Raboo」オープン!将来は端末、他ストアを意識しない環境を | RBB TODAY
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楽天、電子書籍ストア「Raboo」オープン!将来は端末、他ストアを意識しない環境を

エンタープライズ 企業
左から、楽天イーブック事業を担当する谷口昌仁氏、パナソニックAVCネットワークス社の伊藤正男氏
  • 左から、楽天イーブック事業を担当する谷口昌仁氏、パナソニックAVCネットワークス社の伊藤正男氏
  • マイシェルシェルフ画面
  • マイデスクトップ画面
  • 楽天から配信される、特集画面
  • Rabooの画面
  • 試し読みの画面
  • 電子書籍機能のほかに16種類のアプリを用意
  • 本体正面、本体上部の電源スイッチを入れ、タッチスクリーンのロックを解除すると、デスクトップ画面が現れる
 楽天は10日、電子書籍ストア「Raboo」を開設し、パナソニック製電子書籍端末「UT-PB1」向けにコンテンツ配信サービスを開始した。

 楽天が開始する電子書籍サービスの「Raboo」は、「XMDF」フォーマットに対応、現在のところ96社の出版社が参加しており、小説・エッセイやビジネス書など約1万5000冊のコンテンツを取り揃えている。今秋には「.book」フォーマットにも対応し参加する出版社の拡大を目指している。

 対応端末は、現在パナソニック製端末のみとなっているが、今後の展開として、8月末にはPC用電子書籍ストアをオープン、年内にソニー製端末やアンドロイド端末へのサービス拡大を目指している。なお、iOSについても対応を検討しているという。

 楽天のイーブック事業を担当する谷口昌仁氏は、Rabooの説明会において、紙の書籍を取り扱う楽天の強みを強調、検索により読みたい本が電子化されていない場合でも紙の書籍を購入できるメニューを用意し、ユーザーは紙の書籍と電子書籍、両方を選べる環境の提供を実現できたとしている。

 提供するコンテンツに関しては、著名な作家、人気の書籍の先行配信サービスや試し読みの機能など電子書籍ならではのサービスに加えて、売れ筋のタイトルを積極的に電子化することに注力していくとの考えを示した。

 楽天では将来的に、現在複数ある電子書籍サービスに関して、ソニーや紀伊国屋、その他の電子書籍サービスを含め、どこで電子書籍を買っても、端末を買い替えても、購入した書籍を読み続けることができる環境の提供を目指すとしている。

 一方、Raboo対応端末として発売されたパナソニック「UT-PB1」は、7インチ液晶を採用した電子書籍端末で、本体サイズは133×206×13.9mm(幅×高さ×奥行き)、重量は400g。OSにAndroidを搭載しており、電子書籍機能に加えブラウザやメール、カメラなど16種類のアプリを用意している。

 パナソニックAVCネットワークス社の伊藤正男氏は「“本を読む楽しみに加えて、本を見つける楽しみをナビゲートする”を基本コンセプトに開発しました。楽天からの最新の書籍情報が配信され、欲しい書籍をそのまま購入できます」と商品の特徴を説明した。

 パナソニックの電子書籍端末「UT-PB1」の価格は3万4800円。
《RBB TODAY》
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