NECビッグローブ（BIGLOBE）は27日、クラウド上のファイルサーバとスマートフォン/タブレット端末を活用し、社外からも安全に社内データを活用できる「BIGLOBEエブリBiz ブリーフケース」の提供を開始した。10GBあたり月額2100円（税込）から提供する。 「BIGLOBEエブリBiz ブリーフケース」は、クラウド上でデータを共有できるファイルサーバと、端末内のデータを自動的に消去するアプリケーションを組み合わせたサービス。ドラッグアンドドロップだけでデータのアップロード/ダウンロードができるブラウザベースのクライアントを提供するほか、パソコン、スマートフォン/タブレット端末、それぞれに専用アプリを提供する（対象OSは、Android2.1以上。iPad、iPhone向けアプリは、今年度中に提供予定）。スマートフォン/タブレット端末向けのアプリでは、端末に保存されたデータを自動消去、時限消去できる機能を提供。アプリとクラウド型のファイルサーバと組み合わせることで、セキュアなデータ活用を実現した。 アプリ経由でダウンロードしたデータは、端末内の専用フォルダに保管され、あらかじめ設定したタイミングでデータが消去される。消去のタイミングは、閲覧終了時、アプリ終了時、指定した時間後など指定できる。専用フォルダに保存された資料を自動的にアップロードし、完了後に自動削除するといった設定も可能。 パソコン、スマートフォン/タブレット端末向けアプリの利用は無料。クラウド上のストレージは、ID数の制限なく、ファイル毎のアクセス権限設定など利用者ごとのさまざまな設定が可能な管理機能を搭載しており、10GBあたり月額2100円（税込）から利用できる。BIGLOBEではOEM提供なども行う予定で、「BIGLOBEエブリBizブリーフケース」および関連サービスにおいて、今後3年間で、13億円の売上を目指す。
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