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オムロンとNTT西、家庭向け省エネ支援の新会社「NTTスマイルエナジー」設立

エンタープライズ 企業
家庭内の電力見える化サービスの実証実験概要
  • 家庭内の電力見える化サービスの実証実験概要
 西日本電信電話(NTT西日本)とオムロンは10日、環境・エネルギー分野における家庭向け省エネ支援サービス等を提供するための合弁会社「NTTスマイルエナジー」を設立することを発表した。

 「NTTスマイルエナジー」は、一般家庭の消費電力や太陽光パネルでの発電電力を“見える化”するとともに、家庭内での省エネおよびCO2削減をサポートする各種サービスを提供する企業となる。NTT西日本はネットワーク技術など、オムロンはセンシング&コントロール技術などのノウハウを連携させサービス提供を行う。なお両社は2月から、関西を中心とする約200世帯を対象に実証実験を実施している。

 具体的には、家庭内の電力「見える化」サービスの提供および機器の販売を行う。これらは、家庭での消費電力量ならびに発電電力量をセンサーで計測し、表示端末や専用Webサイトで電力量や電気代として表示する。消費電力量や発電電力量情報はクラウド上のサーバへ蓄積され、現在の消費 ペースなどを表示端末やパソコンで見ることができるとのこと。

 また、国内クレジット認証委員会から承認を受けた手法(太陽光発電による自家消費 電力量を簡易電力センサーの計測結果から算出し、再生可能エネルギーによるCO2排 出削減量として把握する手法)で創出した国内クレジット(排出権)を利用して環境保全活動等(サービス利用者への還元含む)を行う。省エネ効果を「エコ貯金」として擬似的に貯めることや、CO2削減量に応じて環境保全活動へ参加・貢献できる仕組みも提供する予定だ。さらに家庭の太陽光発電による発電電力をネットワークとセンサーを使って見守るサービスも提供する。

 NTTスマイルエナジーは6月1日設立で、7月より営業を開始する予定。資本金は4.5億円で、NTT西日本が66%、オムロンが34%を出資する。代表取締役社長は、現エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト取締役の谷口裕昭氏が務める。
《冨岡晶》
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