【地震】原子力事故の国際評価尺度とレベル……経済産業省 | RBB TODAY

【地震】原子力事故の国際評価尺度とレベル……経済産業省

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レベル4~7
  • レベル4~7
  • レベル3以下
 経済産業省は、INES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用についてと題する発表のなかで、原子力施設等の事象の国際評価尺度の資料を公開している。今回の福島第一原子力発電所事故はレベル7に相当し、1986年に起きた旧ソ連・チェルノブイリ発電所事故と同じレベルだが、放射性物質の放出量はチェルノブイリ事故の1割程度であるとしている。ちなみに政府は3月18日に、福島第一原発の事故はレベル5と発表していた。以下は経産省のサイトに公開されたもの。

●レベル7(深刻な事故)
※旧ソ連・チェルノブイリ発電所事故(1986年):基準1に該当

<基準1 人と環境>
・計画された広範な対策の実施を必要とするような、広範囲の健康および環境への影響を伴う放射性物質の大規模な放出。

●レベル6(大事故)
<基準1 人と環境>
・計画された対策の実施を必要とする可能性が高い放射性物質の相当量の放出。

●レベル5(広範囲な影響を伴う事故)
※イギリス・ウインズケール原子炉事故(1957年):基準1に該当
アメリカ・スリーマイルアイランド発電所事故(1979年):基準2に該当

<基準1 人と環境>
・計画された対策の一部の実施を必要とする可能性が高い放射性物質の限定的な放出。
・放射線よる数名の死亡。
<基準2 施設における放射線バリアと管理>
・炉心の重大な損傷。
・高い確率で公衆が著しい被ばくを受ける可能性のある施設内の放射性物質の大量放出。これは、大規模臨界事故または火災から生じる可能性がある。

●レベル4(局所的な影響を伴う事故)
※JCO臨界事故(1999年):基準1に該当

<基準1 人と環境>
・地元で食物管理以外の計画された対策を実施することになりそうもない軽微な放射性物質の放出。
・放射線による少なくとも1名の死亡。
<基準2 施設における放射線バリアと管理>フランス・サンローラン発電所事故(1980年)
・炉心インベントリーの0.1%を超える放出につながる燃料の溶融または燃料の損傷。
・高い確率で公衆が著しい大規模被ばくを受ける可能性のある相当量の放射性物質の放出。

●レベル3(重大な異常事故)
※スペイン・バンデロス発電所火災事象(1989年):基準3に該当

<基準1 人と環境>
・法令による年間限度の10倍を超える作業者の被ばく。
・放射線による非致命的な確定的健康影響(例えば、やけど)。
<基準2 施設における放射線バリアと管理>
・運転区域内での1 Sv/時を超える被ばく線量率。
・公衆が著しい被ばくを受ける可能性は低いが設計で予想していない区域での重大な汚染。
<基準3 深層防護>
・安全設備が残されていない原子力発電所における事故寸前の状態。
・高放射能密封線源の紛失または盗難。
・適切な取扱い手順を伴わない高放射能密封線源の誤配。

●レベル2(異常事故)
※美浜発電所2号機蒸気発生器伝熱管損傷事象(1991年):基準3に該当

<基準1 人と環境>
・10 mSv を超える公衆の被ばく。
・法令による年間限度を超える作業者の被ばく。
<基準2 施設における放射線バリアと管理>
・50 mSv/時 を超える運転区域内の放射線レベル。
・設計で予想していない施設内の区域での相当量の汚染。
<基準3 深層防護>
・実際の影響を伴わない安全設備の重大な欠陥。
・安全設備が健全な状態での身元不明の高放射能密封線源、装置、または、輸送パッケージの発見。
・高放射能密封線源の不適切な梱包。

●レベル1(逸脱)
※「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故(1995年)、敦賀発電所2号機1次冷却材漏れ(1999年)、浜岡発電所1号機余熱除去系配管破断(2001年)、美浜発電所3号機2次系配管破損事故(2004年):基準3に該当

<基準3 深層防護>・法令による限度を超えた公衆の過大被ばく。
・十分な安全防護層が残ったままの状態での安全機器の軽微な問題。
・低放射能の線源、装置または輸送パッケージの紛失または盗難。

●レベル0(尺度未満)
《RBB TODAY》

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