富士通、運用中のストレージを即座にスリム化するソフト技術を開発 | RBB TODAY

富士通、運用中のストレージを即座にスリム化するソフト技術を開発

 富士通は1日、運用中のブロックストレージを対象に、データの保存と同時に、ソフトウェアのみで重複するデータを除去する技術を、業界で初めて開発したことを発表した。特殊なハードウェアなしで運用中のストレージ容量をスリム化可能とのこと。

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仮想環境でのストレージ
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 富士通は1日、運用中のブロックストレージを対象に、データの保存と同時に、ソフトウェアのみで重複するデータを除去する技術を、業界で初めて開発したことを発表した。特殊なハードウェアなしで運用中のストレージ容量をスリム化可能とのこと。

 昨今利用が広まっている仮想環境の場合、仮想マシン向けのOSデータや、さまざまなデータが重複してストレージに格納されている。今回富士通は、データの重複を瞬時に発見するアルゴリズムを開発、これにより運用中のストレージに格納された複数の仮想マシンのOSデータを含め、さまざまなデータの重複部分を除去することが可能となったとのこと。たとえば仮想マシンのデータが10個ある場合には、容量を約10分の1にスリム化可能だという。

 書き込むデータが、すでにストレージに格納されたデータと重複していないかを瞬時に判断し、新規のデータのみをストレージに書き込む。重複しているかどうかを効率的に判断する手法「ブルームフィルター」を検索にも対応させ、重複の判断とともにデータの保管場所の検索も瞬時に処理できるようにした。この技術により、検索に必要な処理量を大幅に削減し、ソフトウェアだけでデータ保存と同時に重複除去を行うことを可能にした。また本技術ではすべてのブロックストレージのなかで重複するデータを除去してからデータを書き込むため、OSからは意識することなく利用できるものとなっている。

 今後は、実用化に向けた開発をすすめ、データセンターでの活用など、数年以内の実用化を目指す。
《冨岡晶》

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