このような理由から、NetAppはCisco、VMwareと共同で、セキュア・マルチテナンシーに対応した包括的なソリューションを開発しました。このソリューションは3社のラボで全面的なテストを実施済みで、多くの企業に導入されています。一例を挙げると、中規模企業向けの管理サービスプロバイダとして業界をリードするTier 3は、自社のデータセンターを、共有されていながらもセキュアなクラウドに移行できました。このクラウドで、Infrastructure as a Service(IaaS;サービスとしてのインフラ)とStorage as a Service(SaaS;サービスとしてのストレージ)を提供する一方、仮想サーバ環境向けストレージの67%を再利用し、データセンター全体のバックアップ時間を24時間から1時間に短縮しています。
多くの企業は、セキュリティやQuality of Service(QoS;サービス品質)に対する懸念から、クラウドインフラの構築や、クラウドサービスの契約に踏み切れずにいます。ここに、NetApp、Cisco、VMwareがセキュア・マルチテナント・クラウド・アーキテクチャを開発した理由があります。このアーキテクチャは、セキュア・マルチテナンシーの以下の4つのポイントに基づいて設計されています。