パナソニック、標準電圧版Core i5搭載でミニノートサイズの新「レッツノート」 | RBB TODAY
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パナソニック、標準電圧版Core i5搭載でミニノートサイズの新「レッツノート」

IT・デジタル ノートPC
「J9シリーズ」(左はハイパフォーマンスモデル、右はスタンダードモデル)
  • 「J9シリーズ」(左はハイパフォーマンスモデル、右はスタンダードモデル)
  • 「J9シリーズ」(スタンダードモデル、ジャケットはシフォンホワイト)
  • 「J9シリーズ」(ハイパフォーマンスモデル、ジャケットはパンサーブラック)
  • 「J9シリーズ」(ハイパフォーマンスモデル)
  • 「J9シリーズ」(スタンダードモデル)
 パナソニックは28日、同社のモバイルノートPC「レッツノート」から、新シリーズとして10.1型「J9シリーズ」を発表。10月15日から順次発売を開始する。価格はオープン。

■世界初、10.1型で標準電圧版CPUを搭載したハイスペック仕様

 「J9シリーズ」は同日現在、10.1型液晶以下搭載のノートPCとして、標準電圧版CPUを搭載した世界初のモバイルノートをうたう。独自の放熱設計を採用し、狭ピッチ実装などにより、従来の10.4型モデル「CF-R9K」と比較してメインの基板面積を約76%に削減。これにより、12.1型モデル「CF-S9」と同等の放熱構造を実現したことで、標準電圧版CPUの搭載に成功したという。

 これまで同じようなサイズとしては10.4型スクエアの「R9シリーズ」が存在したが、「J9シリーズ」の発表で「R9シリーズ」は終了(法人モデルは継続販売)。また、液晶解像度が1,366×768ピクセルのワイド画面になったのも特長だ。

 筐体も一新された。他シリーズでは特徴的なボンネット構造の天板を採用するが、「J9シリーズ」はフラット筐体を採用する。代わりに「ジャケットスタイル」をうたい、機能性/機動性を兼ね備えたとする着せ替え可能な専用のジャケット(合皮)が付属。ジャケットデザインは女性の廣田尚子氏が手がけ、積極的に女性ユーザーへ訴求する目論見もあるという。

 本ジャケットを装着することで、「76cm(底面)動作落下試験」、「天面全体の100kgf加圧振動試験」をクリアし、「レッツノート」ならではのタフ性能を継承している。ジャケット非装着の場合でも、30cm落下試験をクリアしたという。

 業界最高容量(18650サイズにおいて。直径18mm/高さ65mm)をうたう3100mAhのリチウムイオンバッテリを搭載し、LEDバックライトを採用。これにより、長時間駆動を可能とした。また、基板面積の縮小化や部品レベルでの筐体の薄型化を図ることで、軽量ボディを実現している。

 「Quick」をコンセプトに掲げ、高速起動を実現。「クイックブーストマネージャー」機能を搭載し、OS起動時間の短縮化が可能。上位の「ハイパフォーマンスモデル」では、従来の「CF-R9K」に比較して最大で約半分、15秒での起動が可能になるとした。

■128GBのSSDを標準装備した「ハイパフォーマンスモデル」

 ラインアップは2種類。まず、上位の「ハイパフォーマンスモデル」は、従来のビジネス用途にも耐えうるハイスペック仕様とした。Office搭載/非搭載モデルを用意し、搭載モデルの予想実売価格は205,000円前後、非搭載モデルは180,000円前後。専用ジャケットは「パンサーブラック」が付属。

 CPUはCore i5-460M(2.53GHz)、OSはWindows 7 Home Premium 32ビット/64ビット版(インストールOSは32ビット版)、メモリは2GB(最大6GB)。ストレージには128GBのSSDを標準搭載した。ワイヤレス通信はIEEE802.11a/b/g/n、モバイルWiMAXを備え、有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T。

 キーピッチは従来同様の横17mmだが、新たに独立型の「リーフ型キーボード」を採用し、スムーズな操作を可能にしたという。インターフェースはUSB2.0×3/HDMI出力/ミニD-sub15ピン/マイク/ヘッドホン/SD/SDHC/SDXCカードなど。

 標準バッテリでの最大駆動時間は約12時間、オプションのSサイズパックの場合は約8時間。ジャケット装着時の本体サイズは幅259×高さ39~48×奥行き185mm、重さは約1.205kg(バッテリ含む)。非装着時の本体サイズは幅251.9×高さ27.3~35.1×奥行き171.7mm、重さは約0.99kg(バッテリ含む)。

■予想売価12万円からの「レッツノート」となる「スタンダードモデル」

 下位の「スタンダードモデル」は、「レッツノート」への女性ユーザーの取り込みをねらった価格帯。付属ジャケットには「シフォンホワイト」を採用する。こちらもOffice搭載/非搭載モデルを用意し、搭載モデルの予想実売価格は145,000円前後、非搭載モデルは120,000円前後。「R9シリーズ」の2010年夏モデルと比較し、非搭載モデルは想定価格で60,000円前後安くなっている。

 CPUはCore i3-370M(2.4GHz)、OSはWindows 7 Home Premium 32ビット/64ビット版(インストールOSは32ビット版)、メモリは2GB(最大6GB)。こちらのストレージは160GBのHDDとなる。ワイヤレス通信はIEEE802.11a/b/g/n、モバイルWiMAXを備え、有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T。

 キーピッチやインターフェースは「ハイパフォーマンスモデル」と同じ。標準バッテリでの最大駆動時間は約7.5時間、オプションのLサイズパックの場合は約11時間。ジャケット装着時/非装着時の本体サイズは「ハイパフォーマンスモデル」と同様。ジャケット装着時が約1.185kg(バッテリ含む)、非装着時が約0.97kg(バッテリ含む)。
《小口》
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